20191112HND_Onigiri  仲間外れはどれだ?
 これは以前羽田空港の売店で目にした光景である。
 なぜ東京に十勝石が?と一瞬思ったくらいだ。

 なんだかすごい。
 うまく言えないが、豪快さは伝わってくる。

 誰かこの木製トレイを揺さぶったかのように、ジャンボオニギリの山がやや片寄っているが、それが直されていないところも、投げやりな感じだ。

 が、私は気がついてしまったのだ。
 この片寄りには意味があることに。

 このゴロゴロたちの“ジャンボオニギリ”の文字の地が、1個だけピンク色なのである。
 そう。右側の奥にあるやつだ。

 よく見るとこのピンク玉の具は『鶏唐揚げ・ツナマヨ・辛子高菜』。
 ほかの大量にゴロついているイエローなやつらの具は『牛焼肉・鶏そぼろマヨ・オムレツ』である。

 あくまで推測だが、ピンクの方が人気があり、イエローの方が売れ残っているのだ。世の中の男どもが概してピンク好きなことはうすうすわかっていたが、ここまで差がつくとは!

 いや、そうではなく、みなさん、牛焼肉よりは鶏唐揚げが、鶏そぼろマヨよりツナマヨが、オムレツよりも辛子高菜がお好きなんだろうか?
 つまりピンクラベルは仲間外れになっていたのではなく、貴重な残りもう1個。世間から疎外されていたのは山を成しているイエローラベルの方だったのだ。

  はい、4Gの経験あります……
 って、そんなことより、3種類も具を突っ込むなって言いたい。
 380円でこれを買うぐらいなら、単品の具が入ったおにぎりを2個買った方が良いのではないか?
 そのほうが自己満足ではあるが、少なくともお上品な感じがしないだろうか?
 これにくらいついている若い女性旅行客って、なんか見たくないな。勝手な言い分だけど。

 いえ、こんなおにぎりを買ったことがある私にとやかく言う権利はないんだけれど。

HaydnSymCompDorati ハイドン(Franz Joseph Haydn 1732-1809 オーストリア)の交響曲第53番ニ長調帝国(L'imperiale)」(1778)。

 この曲がなぜ「帝国」と呼ばれるようになったかは謎のまま。
 それより、この交響曲3つの版があるのである。つまり3種類。うふっ、ジャンボオニギリの具と一緒ね。

 ドラティ/フィルハーモニカ・フンガリカの全集では、その3つの版が収められている。

 1969、71-72年録音。ロンドン。

 今日はこのあと出張に出発だ!