20191117Tofukuji01   利用者がいない→高くする→もっと減る
 日曜日は京都に行ってきた。

 ここで恨みがましくしつこく書いておくが、江別から札幌までのJRの運賃は540円である。距離は21kmで、所要時間は快速「いしかりライナー」で約20分である。
 大阪梅田から京都河原町までは47.7kmあり、特急で44分ほどかかるが400円である(別途特急料金がかかることはない)。

 かたや多くの場合は3両編成、一方の阪急は8両編成で乗客の数からしても運輸効率は月とスッポンぐらい違う。違うが、やはりJR北海道の運賃は高すぎる。「乗ってくださるな」みたいな料金設定だ。

 ちなみにJR西日本を利用して大阪から京都まで快速に乗ると、所要時間は約30分。距離は42.8kmで料金は570円である。

  てっきり嵐山かと思っていたら妻は別な場所を企んでいた
 さて、京都に向かったのは紅葉を見るためである(妻が)。

 昨年は嵐山に行ったが、嵐山の混雑度合いはハンパじゃなかったし、渡月橋を渡ってうどんを食べておしまいみたいなところがあって、あまり充実感がなかった。

 そのような反省を踏まえ今回妻が選定した場所は東福寺であった(私にとっては初めて耳にする寺の名であった)。
 阪急河原町駅から歩いて橋を渡り京阪の祇園四条駅へ。そこから3駅目に東福寺駅がある(JRなら京都駅から奈良線で1駅)。

 紅葉にはまだ少し早かったが、それでもとてもきれいだった(コケもきれいだった)。

20191117Tofukuji02

20191117Tofukuji03

20191117Tofukuji04

 いやいや、それにしてもここにも人が超多数(紅葉時期の約1か月で40万人が訪れるそうだ)。

 なかでも紅葉の名所だという通天橋に通じる道は人、人、人。

 「立ち止まると危険なので写真撮影はご遠慮ください」とアルバイトの人々が言ったところで、それに従う人などいない。ま、いるわけないわな……

20191117Tofukuji06

20191117Tofukuji10

20191117Tofukuji11

20191117Tofukuji13

 ちなみに通天橋の入場料は400円。ここだけでも1日に相当稼ぐのは確実。
 そんな俗っぽいことを考えながら木々を眺めた私だった。

IfukubeLied 芥川也寸志(Akutagawa,Yasushi 1925-89 東京)の「もみぢ葉」。
 5曲からなる歌曲集「車塵集」(1949)の第1曲。

 ここで取り上げているように「車塵集」の詞は、佐藤春夫が訳した中国の詩である。

 荒道子のメゾソプラノ、三浦洋一のピアノで。

 1975年録音。ビクター。伊福部昭の歌曲とのカップリング。


 さて、紅葉を見たら腹が減ってきたぞ!