9月17日(火)・友引
 休みだった『敬老の日』の昼に、私は何を食べたんだったろう?


 朝のうちにファミリーマートに行って、夜に飲むウイスキーと、夕食用のポテトサラダや麻婆豆腐を買い、それを食べたことは確認できた(自分のつぶやきを顧みて)。
 でも、昼は何を食べたのかさっぱり思い出せない。敬老の日にふさわしくきれいさっぱり忘れちまったようだ。

 翌日の火曜日。
 出張で1週間以上ぶりの出勤。
 出社するのが楽しみで職場に向かう歩みも自然と速く、、、ならず、「あぁ~、疲れ取れてないなぁ」って感じ。

 これまた1週間以上ぶりに、いつも利用するセブンイレブンに、お姉さんの安否を確認しがてら弁当を買いに寄る。

 ほほぅ~。
 見たことのない弁当だ。そしてお姉さんも元気だ。

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 新発売のシールは貼っていないが、私にとっては初めて見る弁当。
 試しに買ってみた(唐揚げも入っていることだし)。

 うん。おいしい(もちろん昼になってから食べた際の感想である)。
 そしてこういう弁当-つまりお魚が主役-を食べると、ちょっぴり体に良いような気がしてくる(チキン南蛮弁当とかカルビ丼よりは)。
 卵焼きだと思ってした右端の物体が、すき焼き風の豆腐だったのもうれしかった。

  9月18日(水)・先負
 この日の朝は、やはり1週間以上ぶりに、今度はLAWSONに寄る。
 あの店長さんがちょうど弁当の品出しをしているところだった(この日の『元気度と自然な笑顔度』指数は75(満点は100)。
 とはいえ疲れがたまっているに違いない店長さんをわずらせないよう、わがまま言わずにすでに棚に並んでいる(あるいは前日から残っている)弁当を手に取る。

 でも、新発売の、私にとっては7まだ未体験のキノコである。
 昨日が赤魚の幕の内なら、今日はキノコの幕の内だ。
 さらに、昨日が赤魚なら、今日は鯖である。
 私はコンビニ弁当の中でも極めてメルシー路線を歩んでいると言わざるを得ない。

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 なになに?
 鯖なんてないだろうって?

 チッチッチッ!
 ほれ、逆側から見ると、シールの陰に鯖ちゃんがいるのである。

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 ここの弁当も、コンビニ弁当としては卓越したバランスの良さ。
 ただしサツマイモの天ぷらはいただけない(あくまで個人の好き嫌いの問題です)。

  9月19日(木)・仏滅
 この日は前日に続いてLAWSONへ。
 またまた初めて見る弁当があったので、ちょっと迷ったが購入。

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 なぜ迷ったかというと、私は鯛めしが苦手なのだ。
 だって『鯛めし』ご飯全体に鯛臭さが蔓延しているんですもの。

 しかしこれを食べてみて、それは杞憂であることがわかった。

 鯛めしといっても、米と一緒に鯛を炊いていないようだ。だってご飯の中に鯛の身の断片を見かけなかったもの。そしてご飯の上に載ってい鯛のほぐし身も、ほとんど魚臭くない。

 となると、お魚や昆布、似た野菜にお豆ちゃんまで摂取できる、これまた優れた幕の内ってことになる。

 いやぁ~、奥さん!幕の内って奥が深いですねぇ。

 さて、予告した通り、この日はアルフレッド氏とムッカマール氏、さらに姥向井氏が札幌から私を訪ねてやって来た。
 夕食は、阪急東通りのがんこ寿司で。しかし、食事を終えたあと、姥向井さんがまだまだ食べられるというので、地下街『Whityうめだ』に行くと、この日は一斉休業日。串カツを経験させてあげたかったが残念。で、そのまま阪急三番街に進み、全く傾向は異なるが、2軒目はうなぎ屋さんで鰻丼。

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 年寄りのくせに、そんな若者でもしないような暴食をしたせいだろうか?
 夜中、寝ているときにいきなり右足のふくらはぎがつってしまって、泣く思いをした。

PoulencVoix  9月20日(金)・大安
 この日はセブン。
 このお店で、いつも朝の時間帯に働いているアルバイトのお姉さんの響きと通りの良い声を耳にすると、私はさわやかな気分になれる。夜遅くに食べて、朝まで持ち越した鰻丼によるもたれも少しは軽くるってものだ。

 プーランク(Francis Poulenc 1899-1963 フランス)の歌劇「人間の声。La voix humaine)」(1958)。

 筋はここに書いたように悲惨なものだが、もちろん声に張りと透明感のあるセブンイレブンのお姉さんと、この作品のストーリーとでオーバーラップするところはまったくない(って、あのお姉さん-学生さんだと思う-のプライベートを私が知る由もないけど)。

 ロットのソプラノ、A.ジョルダン/スイス・ロマンド管弦楽団の演奏を。

 2001年録音。ハルモニア・ムンディ。

 その通りの良い「いらっしゃいませぇ~」という声に購買意欲を高めさせられ、弁当の棚に向かうと、またまた見たことのない弁当を発見。しらすと野沢菜である。

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 それにしてもセブンイレブンとLAWSONの2つで(この週はファミマとasnasは覗かず)、4日間毎日異なる幕の内を購入できるとは、幕の内好きの私としてはうれしい限りである。いよいよもってコンビニ弁当の世界に、幕の内の時代が到来したのか?

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 鶏の照り焼きが3切れ入っているところが、地味に「うっひょ~い!」と気分を高揚させる。
 が、その下には大根の煮付けと一緒に似た梅干しも入っている。なんだがヘルスに行けそう、いや、ヘルシーに生きていけそうだ。
 おでん風に煮た軟骨いりのつくねもあっさりでよろしい。
 
 こうして、この週は充実した昼食(幕の内4連発!)を堪能できたのだった。