20190813Marui  かつては「丸井さん」と呼ばれた北海道の老舗
 さて、そばを食べたあとは、丸井今井(marui imai)へ。
 この北海道の老舗百貨店、4代目社長が経営拡大を進めたものの拓銀の経営破綻によって2009年に倒産。いまでは三越伊勢丹グループに入っている。だから、丸井のなかに札幌三越の催事のポスターが貼ってあったりするわけだ。

 そのむかし、サツエキ界隈よりも大通界隈の方が買い物客でにぎわっていたころ、大通と札幌駅を結ぶ地下歩道の建設に反対していたのも4代目社長だと聞いたことがある。大通の人の波がサツエキに流れないようにするためだ。

 ところが大丸の進出などによってサツエキの方がにぎわうようになった。
 そうしたら、今度は逆にサツエキの人の波を大通へとばかり、いまのチカホの完成に至った(と聞いた)。
 チカホの人の数の多さを見ると、もっと早くからあるべきだったとつくづく思う。もっとも、そのせいで、人通りが激減した地上の店は衰退したのだけれど……

SchumannBiretBox 写真は丸井の一条館(古いほうの建物)の階段。

 大理石だ。この建物を造ったときにいかにお金をかけ、その豪華な造りで買い物客に夢を与えたことがわかる。いま、こんな大理石の階段を百貨店で見かけることはあまりない。

 シューマン(Robert Schumann 1810-56 ドイツ)の「夢のもつれ(Traumes Wirren)」。
 9曲からなる「幻想小曲集(Phantasiestucke)」Op.12(1837)の第7曲である。

20190813BirdObje  じぇじぇ!ポーポー・オブジェだ!
 とは言いつつも、丸井では何も買うものが見つからず、そのあとはACTUSへ。
 去年札幌東急百貨店に移転した東急ハンズのあとに、あの南1西6の建物に入った(その前は駅前のニッセイビルの1Fにあった)。

 ここで私は、ポーポーちゃんを見つけ、妻に見せると「これなら派手じゃなくていい」と言うので買った。
 インド製だし(いや、インドにだっているかもしれないが)、体型からもみてもこのオブジェはハトではないのだが、まあいい。

 そのあと『4プラ』の地下の雑多な感じがする店-雑貨屋なのでそのほうがいいのだろう-で、こんなものを発見。

20190813_4pla これぞポーポーちゃんだ。

 けど、いい歳のおやじがこんなパスケースを使ってたら変だし、スマホも持ってないし(持ってても、このデザインのケースは使わないだろう)ってことで、残念だがご縁がなかったということに。

 そして、再びチカホを歩いてサツエキへ。

 ESTAの地下で、支社に持ち帰るお菓子を買おうと思ったが、『なつぞら』効果で柳月の『あんバタサン』は売り切れ。しっかし、みんなミーハーだ。って、私がまさにそうなんだけど……

 おみやげは帰るときに新千歳空港で買うことにし、同じESTA地下の四川飯店で麻婆豆腐を1パック買って帰ったのだった(380円から400円に値上げされていた)。