なんで私がみそまんじゅうを?

 19日の金曜日。

 朝に倶知安を出発し、目的地は細川たかしのふるさと真狩村。
 といっても、私たち5人組は細川たかしにまったく興味がないので、粛々と用務をこなし、予定よりも早くその用務が終わったので、留寿都村経由で国道230号を通って札幌へ向かった。

 ルスツの道の駅で休憩したときに、私はルスツ名物の味噌まんじゅうが置いてあるのを発見。おみやげに買った。

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 私が味噌まんじゅうを好んでいるのではなく、こっち方面の出身の妻が懐かしがると思ったからだ。

 そのあとは“山は友だち”のルスツリゾートの前を通り過ぎ、中山峠で休憩もせず、札幌へ。

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  なんで私が白恋パークに?
 さて、札幌のどこで食事をするか……

 とんでんで寿司      ×(理由は下記のとおり)
 どこかでジンギスカン   × 昼からジンギスカンって気分じゃ……
 どこかで洋食       × ガストとかヴィクトリアは大阪にだってある。ドンキーもそう。
 ラーメン         × 暑いし、店で時間つぶしができない
 
 老若男女とは全く違う私たち老壮男男5人は、なぜか結局『白い恋人パーク』に行き、そのなかの『アントルポー』というレストランでハンバーグカレーを食べた。

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 その店を目指していたわけではない。
 が、連日刺身や寿司や天ぷらを食べていると(ぜいたくというなかれ)、そろそろカレーとかハンバーグが食べたくなるものだ(私の右脳にはかつ丼像も浮かんでいたし、左脳にはびっくりドンキーの木皿が飛び交っていた)。

 そして、たまたま立ち寄った『白い恋人パーク』に『ハンバーグカレー』を出す店があったのであった。
 周囲は異国の言葉で騒がしかったものの、結果的に和食飽きしていた舌をリセットできたわけだ(なかなかおいしいハンバーグ&カレーだった。でも、それならびっくりドンキーを目指すべきだったか?)。

 このあと本社に行き、顔合わせ。
 夜の会食まで時間があったので、私以外はホテルにチェックイン。

  なんで私が逆戻り?
 私は「どうかな」と思いながらも東急ハンズに行くと、やや期待していたとおり、鉱物&化石フェアが開催されていた。

 私がいま、いちばん欲しいと思っている石は『天青石(celetite)』である。私の心のように美しいからだ。
 そのセレタイトも売っていたが、3000円のも4000円のもいま一つ結晶の色がきれいではない。
 これは!と思った商品は6000円もする。
 最初は3000円のセレタイトと他の鉱物標本(小さいやつ)を数種かごに入れたものの、レジに向かう途中で「これは本当の出会いではない」ような気がして、Uターン。3000円の天青石を棚に戻した。そして、同時に投げやりな気分になり、天青石以外の標本もすべて棚に戻した。

 このように珍しくがまんした私は、そのあと4人と合流し、われら北海道横断旅行者5人組は当社の本社の方々4名と会食。
 なお、コースで出てきた刺身に箸を伸ばした者は、5人組の中には一人もいなかった。

 バラキレフ(Mily Alexeyevich Balakirev 1837-1910 ロシア)の交響曲第2番ニ短調(1900-08)。

 そう。バラキレフは『ロシア5人組』のリーダー的立場にあった人物である。そしてまた、他の4人が音楽家としてはアマチュアだったのに対し、バラキレフだけが職業音楽家だった。

 にもかかわらず、ボロディンやムソルグスキー、R-コルサコフの方が傑作と呼ばれる魅力的な作品をバラキレフより多く残している。プロアマというよりも、やっぱ才能がものをいうってことか……

 そんなバラキレフの作品のなかでも、なかなかかっこいいと思うのが、この交響曲第2番、の終楽章(第4楽章)。トランペットのファンファーレに続いて現れる、地の底から湧き起こってくるような低弦の響きにゾクゾクさせられる。
 そのあとはロシア民謡「われらの庭にある」(何があるのかわからないが)のメロディーが登場。それを素材とし、発展させていくが、民謡ということもあって親しみやすい。

BalakirevSym2 この曲を聴いたことがない人は、一度聴いても時間の無駄にはならないことを保証はしないが、可能性は示唆しておこう。

 私が持っている音源は、ロジェストヴェンスキー/USSR国立放送交響楽団の演奏による1973年録音のもの(YEDANG。原盤はメロディアだと思われる)だが、廃盤。

 『白い恋人パーク』にこんな外国人もいましたです。
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 なんか妙に靴の先が長いよね……