食用じゃなく観賞用?
 絶妙なるタイミングでやって来た配送のお兄さんから『伊賀の炭酸水』と『はとむぎ石鹸』を受け取った私は、この日の夜をはじめとする当面の食料を調達するため、クソ暑いが勇気を奮って『ダイエー』へと向かった。

 途中、あのビワの樹を見たが、もう熟しすぎというか、黒ずんできている実もあった。

20190622Biwa

 どうやら収穫して食べようとか、そういう意欲はここのおうちの方にはない感じだ。
 そしてまた、実の大きさも思ったより小さいのがわかった。渋枇杷なんだろうか?(そういうものはないと思うけど)。

  消えた江別産ラーメン
 ダイエーでは豆苗や納豆やミニトマトや豚肉、そして紀文のちくわと〇〇を買ったのだが、買おうという意欲は満々だったのになかったものが2つあった。

 1つは、以前は棚にあったのに今回は姿がなかった『菊水のラーメンの麺』である。
 今回も『ホンコン焼きそば』とともに『西山のラーメンスープ』も北海道から持ち帰って来たのだが、ラーメンの麺が売っていないのでは話にならない。他社の麺もないのである。あるのはスープとセットになった2食入りのラーメンか、あるいは焼きそば用の蒸し麺ばかりだ。

 暑い季節なので、どうせ買う客なんていやしないと、ラーメンの麺は夏の間は休売中なのかもしれない(でも、冷やし中華にも必要だろうに……)。

  あの魅惑的な商品が置いてないのが不思議
 もう1つ、棚になかったもの。それは『シャウエッセンのお肉で作ったあらびきミートローフ』である。
 自宅に帰っていたときに、近所のスーパーで見つけてまったく迷うことなく買って食べてみた。

 私がボロニアソーセージ好きだということは皆さん承知のとおりであるが、その私を大満足させるところまではいかなかったものの、かなり満足した。

20190621Syau1

20190621Syau2

 だからこそ、大阪でも買おうと思ったのに、天下のダイエーにないのである(これや、私の口にはあまり合わないこれはあった)。

 悔しいのでダイエーのあとに『阪急オアシス』にも行ってみた。

 こちらには『菊水』のラーメンはなかったが(そもそも置いてない)、北海道産小麦使用のマルちゃんの麺はあった。東京の工場で製造されている製品だが、北海道産小麦を使っているという点と、恥じらいもなく堂々と“熟成ちぢれ”と書いてあることを評価して、買った)。

20190622Ramen1_Maruchan

 しかしながら『シャウ・ローフ』は阪急オアシスでもシャウしなかった(シャウエッセンの“シャウ”は“観る”、“エッセン”は“食卓”という意味があるという)。
 こっちでは『あらびきペッパー』も見かけたことがない。大阪の人はミートローフ型のボロニアソーセージが嫌いなんだろうか?

  ラーメンの上には地味に朝の残りの豆苗も
 失意の私は、夜に、ミニトマトを洗わないまま2ケ食べ、豚肉の生姜焼きを作り、ハイボールを飲んだ。

 翌朝は冷蔵庫に入っていた消費期限が迫ったベーコンと豆苗を炒めた。
 昼はラーメンを作った。なかなかコシのあるおいしい麺だった。

20190623Tomyo

20190623Ramen

 そして夜は、紀文のちくわを……数日後に続く

Telemann Tafel テレマン(Georg Philipp Telemann 1681-1767 ドイツ)の「協奏曲ヘ長調」TM.Vol.2-3。
 3つの独奏ヴァイオリンと弦楽と通奏低音のための作品で、全3巻18曲からなる「ターフェルムジーク(食卓の音楽/Tafelmusik)」(1733)の第2巻の第3曲。

 私にとっては「ターフェルムジーク」のなかで最初に聴いた作品。
 1979年4月のことだ。
 大学浪人になりたての旬な頃だったってわけね……

 私が持っているCDはすでに廃盤となったパイヤール/パイヤール室内管弦楽団による演奏のもの(1980年録音。RCA)。