たわわに実る……
 私が勤務する大阪支社は阪急梅田駅近くにあるビルに入っているが、このあたりは今の時期、示し合わせたように、っていうか明らかに示し合わせて、ビルの周囲や歩道のあちらこちらにナノハナを植えたプランターが置かれている。

 いくら大阪とはいえ、これをこっそり摘んで家に持ち帰り、おひたしにしようなどと考えるせこいふとどき者はいないようで、私が見ている範囲では、いたずらもされず、最初は小さかった株がみるみる大きくなり、黄色い花を咲かせ、そしてすでに実がはじけんばかりとなっている。

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 このさやの中のタネが、一挙にアスファルトに飛び散ると、いったいどんな光景になるのか興味深いが(その前に収穫してなたね油を絞る計画は、たぶんないだろう)、この次出勤するゴールデンウィーク明けでは、時すでに遅しだろう。

 そんなことを考えていると、岡野貞一の「朧月夜(おぼろつきよ)」のメロディーが浮かんできたのは、言うまでもない。

♪ 作品情報 ♪
【作曲】 1914年(尋常小学唱歌に初出。詞は高野辰之)
【構成】 1~2番(約2分半)
 
SamejimaNihon♪ 作曲家情報 ♪

 おかの ていいち(1878-1941 鳥取)。
 1892年洗礼を受ける。岡山の教会でオルガンを習う。1895年東京音楽学校(現:東京藝術大学に入学、卒業後は同校声楽科で教鞭をとった。

♪ 紹介したディスク ♪
 鮫島有美子(ソプラノ)のアルバム。
 1984年から92年にかけて録音したものを収めた2枚組。
 DENON