考えてみれば何をもってして『お好み』なんだろう?
 これまで何度かこのブログで取り上げ、取り上げた記事の回数以上に食べてきたセブンイレブンの『お好み幕の内』弁当。最近ではここで取り上げている。

 そのお写真を、あらためて載せておこう。

20190214OkonomiMakunouchi

 先日もセブンイレブンで弁当を買おうとしたときのこと。
 『お好み幕の内』も棚にあったが、いくらお好みとはいえ、もうお好みを通り越すほど食べているので、別な弁当にしようかと、前向きとは言えないものの気分は竹の子族に。
 ところが、この日の『お好み』はいつもとどこか様子が違う。

 私は透明の蓋の下に透けて見える中身をじっくり確かめた。

  より一層私好みに
 茶がピンクになっている。
 大きな場所をとっていた白身魚フライが唐揚げに変わっている。

20190329Okonomi

 そう、『お好み幕の内』はさらに私のお好みになるべく、一層の進化を遂げたのである。
 もちろん飽きたといういけない思いを抱いたことを悔い改め、これを購入したのは言うまでもない。

GubaidulinaGuitar  てことで、グバイドゥーリナ(Sofiya Asgatovna Gubaidulina 1931-  ロシア)の「悔い改め(Repentance)」(2008)。

  おねだんはうれしい据え置き、とはならず
 大きな変化は上に書いたように、サバがサケになったことと、大き目の白身魚のフライはが鶏のから揚げ1個に変わったことだ。

 だがサバよりはサケの方が、白身魚のフライよりははるかに鶏のから揚げの方がお好みの私にとっては、うれしい悲鳴はあげないまでも、心の中でガッツポーズをとりたくなるほどの変化だ。
 このサケ、こっちの弁当に入っているような、蒸し焼きされたサケ(あるいはマス?)特有の生臭さ、さかな臭さがないのもうれしい。

 そして白身魚のフライがなくなったためか、旧タイプと新タイプでは、熱量が677kcalから610kcalに、炭水化物が84.4gから81.3gに、タンパク質は23.7gから21.5gに、脂質は27.2gから22.1gへと、ヘルシー度も向上。
 しかもうれしいことにナトリウムの量は据え置きのまま(って、何がうれしいのかよくわからないで書いている)。

 だが、よくよく見ると、価格は税込み470円から498円にアップ。
 これには心の中で「ちぇっ」と、お下品につぶやいてしまった。

 さて、今日は人間ドックの受診日。
 医師にメンコメンコされるか、それとも悔い改めなければならない結果となるのか……

♪ 作品情報 ♪
【初演】 1949年・アムステルダム
【構成】 単一楽章(約25分)
【編成】 g 3, vc 1, cb 1
【本作品について取り上げた過去の記事】
  新年にあたってさりげなく大胆に断行♪グバイドゥーリナ/悔い改め

Gubaidulina♪ 作曲家情報 ♪
 

 タタールスタン共和国出身の女流作曲家。カザン音楽院を経てモスクワ音楽院に進み、ペイコに作曲を学ぶ。大学院ではシェバリーンの指導を受け、ペイコの推薦でショスタコーヴィチを知った1968年からモスクワの電子音楽スタジオで創作を始め、ヨーロッパの前衛的技法を取入れた作風を確立。ソ連崩壊後の'92年ドイツのハンブルクに移住。
 (井上和男編著「クラシック音楽作品名辞典」(三省堂)による)

♪ 紹介したディスク ♪
 タネンバウム,ヴィロトー,プサラス(g),ウィリック(vc),ライト(cb)。
 2010年録音。NAXOS 。