雪割りどころか雪かきするはめに……
 仙女の隣の席で大阪から新千歳までの旅をした私。
 その翌日の土曜日、朝起きると5cm以上は雪が積もっていた。

 日中の暖気でそれはすぐに融けたものの、なかなかすんなり一直線に雪解けは進まないものだ。
 それでも、アーチはここまで姿をみせてくれたが……(かなり傾いているのが気にかかる)。物置の屋根の雪はおかげさまで……

20190323Garden

20190323Monooki

 とにかく、今年は江別は雪が多かった。新聞の記事にもなっているくらいだ(北海道新聞の江別版だけど)

20190323DoshinEbetsu

 沈みつつ庭の雪山の下から姿を見せ始めている木々も、相当枝が折れている様子が見てとれる。
 枯れ木にならないまでも、なかにはほとんど花をつけない庭木もあるかもしれない。

XenakisErato  すさまじい芽生え
 クセナキス(Iannis Xenakis 1922-2001 ギリシア→フランス)の「タレイン(Thallein)」(1984)。
 タイトルは『芽生える』という意味。
 今年のウチの庭の芽生えは、この曲のような状況になるかもしれない。
 なお、バラはまだ雪の中から姿を現していないが、雪から先が出てきている冬囲いの支柱の様子を見ると、かなり悲惨そうだ。

 次の日、日曜日は晴れていたかと思うと、急に吹雪模様になる、まさに淫乱気流的荒れ方。

20190324EbetsuSTA2 自宅に帰って来ていた長男を駅まで送り、人目を気にしながら淫乱気流に翻弄される大粒の雪を撮影(って、人いなかったけど)。

 さらに(時制的にはこの記事の流れとは実際には違うものの)、SUBARUに6カ月点検を受けに行き、あのバンパーのズレについて尋ねたところ、「中で割れているんですが、バンパーが外れて落ちてくるってことはありません。それに治すとなると、そっくりバンパー交換となってかなり高くなります」と、こっちの懐事情まで察してくれた仙人のような模範解答をいただき、一安心したのであった。

♪ 作品情報 ♪
【構成】 単一楽章(約17分30秒)
【編成】 14人の奏者

♪ 作曲家情報 ♪
 

 ルーマニア生まれ。第2次大戦中はギリシアの解放運動に加わり、負傷して左眼を失い、投獄された。1947年パリに出て、ミヨー、オネゲル、メシアンに師事。建築家としてル・コルビュジェと協力するかたわら、物理学・数学的原理を音楽に援用して、推計音楽および音楽の公理論的構成を標榜、戦後の前衛音楽の行きづまりのなかで、超音楽への道をひらいた。
 (井上和男編著「クラシック音楽作品名辞典」(三省堂)による)

♪ 紹介したディスク ♪
 タバシュニク/アンサンブル・アンテルコンタンポラン。
 1990年録音。エラート 。
 あなたも『超音楽』を体験してみては?