前日の日中が0℃前後まで上がり雪が少し融けたが(気温が-2~0℃くらいなら、日光の当たっているところなどだと雪は融け始める)、それが夜になって再び凍結。整備の行き届いていないスケートリンク状態になったが、日曜日も気温が0℃前後になり、氷を薄い水の膜が覆う形になった。
これは滑る!
(なお、写真はイメージである。これを撮ったときはもっと寒かったので、水の膜は生じていない。しかもこれ、帯広の道路だし)
ということは、「MUUSAN、今シーズンも派手に転んだんだね!」って思うだろうが、違う。
てなことで、BGMにワルトトイフェル(Emile Waldteufel 1837-1915 フランス)のワルツ「スケートをする人々(Les Patineurs)」Op.183(1882)を。
日本では「スケーターズ・ワルツ」としておなじみの曲である。
私が持っているのはフィードラー/ボストン・ポップス管弦楽団のCD。
暗いスーパーの駐車場で目にしたものは
この日の夕方。
妻がパート従業員としての職務を終え帰宅しようしたときのこと。
勤務先の駐車場から一般道に出るところで、車が一瞬ながらもツーっと滑って制御不能になり、軽く雪山に衝突したのであった(本人談)。
しかし、不幸中の幸い、車には被害がなかったし、妻にも被害はなかった。
翌日。
私は早朝に車を近所のスーパーの駐車場に移動した。
というのも、この日はウチのあたり一帯が排雪作業日になっており、作業が始まると車の出し入れができなくなるため-つまり、妻も出勤できなくなるため-、妻が恩返しのために必ずやそのスーパーで帰りに買い物をすることを誓い、ちょっと駐車させてもらったのだ。
そのとき、私は前のバンパーがちょっぴりゆがんでいるのに気づいた。
まだ日の出前の薄暗い中、よく気づいたものだ。
確認のためダッシュボードから懐中電灯を出し、照らしてみる。
こんな光景を見られたら、車上荒らしだと思われるに違いない。
確かにバンパーはちょっぴりゆがんでいた。
が、それは予兆にすぎなかった。
なんと、タイヤハウスの内側のカバーが完璧に割れているではないか!
雪山にコツンとぶつけたとき(本人談)、バンパーのゆがみを一身に受け、その裏側にあるカバーが割れたのだろう。
いったん家に戻り、日の出を迎え、すっかり食欲はなくなってしまったが朝食を食べ、大阪に戻るために家を出て、そのときにまだ開店前の店の駐車場に再び立ち寄り-犯罪者が犯行現場に戻るような心境だ-写真を撮った。
このカバーが脱落したらタイヤに擦ってしまう。
子供のころに、乗っていた自転車の泥除けが突然はずれ、タイヤに擦ってうるさいうえにひどくペダルが重くなったことを思い出してしまった。
早急になんとかしなきゃならない-といっても交換修理しかないだろう-が、当面私にはどうにもできない。
あぁ、BGMをシベリウスの「悲しきワルツ」にかえたくなってきた。
そんな重い気分で大阪に向かった私だったが、昨日妻から「近所の『カーコンビニ倶楽部』に行って、見積もりをしてもらった」という連絡が来た。
来月末に『6か月点検』のためにSUBARUに行ったときに、一緒に直そうという固定観念にとらわれていた私にとっては目からうろこ、魚はAウロコであった(SUBARUは少し遠いので(札幌)、妻の運転で車をもっていくのには大いなる不安が残る。場合によっては行く途中でどこかにぶつけ、破壊箇所がさらに増えることだって考えられるのだ)。
『カーコン倶楽部』の人が言うには、「最近の車はバンパーが軽くて薄いので、ちょっとした衝撃でもずれるんです。でも、見たところ、このズレはすぐ不都合が出るもんではないです」。
ということで、割れた内側のカバーだけを交換することにしたそうだ(ウチの車はもう初年度登録から7年半経つので、最近の車ではないんだけど……)。
料金は12,000円。部品を取り寄せるので、修理は週末になるそうだ。
思い起こせば私が子どものころに走っていた車って、バンパーは金属製で銀色に輝いていたよなぁ。
きっと、人にぶつかったときに衝撃が強すぎるので。軽薄な樹脂製に変わったのだろう。となると、いまのひ弱なバンパーって、そもそも何のためにあるんだろう?
♪ 作品情報 ♪
【構成】 単一楽章(序奏と4つのワルツおよび後奏。約9分)
♪ 作曲家情報 ♪
そうでしたか……
MUUSAN
が
しました