朝も早から「ご報告があります」
先週の金曜日(11日)に会社の有志と参拝に行き、そのあと焼肉を食べたことを報告した。
焼肉屋ではテーブル2つに分かれたのだが、私の方のテーブルは4人で、隣に蛸島課長、真向いに米村課長、斜め前が伏草課長だった。
伏草課長は前の日、というか、その日の午前2時くらいまで取引先とお酒を飲んでいて-といっても、彼はほとんど飲めない-けっこうお疲れモードだった。
連休が明けた、昨日の15日。
朝、電車に乗っているときに伏草課長からガラホにメールが来た。
タイトルは“ご報告があります”という神妙なもの。
この時間にいったい何が?
朝起きると己の姿が毒虫にでも変わっていたのだろうか?
「だとしたら、そういう報告は受けたくないぞよ、ザムザ君」などと内心思いながら、本文を読むと……一緒に食事をした翌日の12日からインフルエンザA型を発症した、というものだった。
来られては迷惑なんです、はっきり言って
13日に病院で抗インフル剤を吸入し、14日には症状が回復。けど、『今日は』休みますって書いてあった。
おいおい、明日は来る気?でも、明日は発症からまだ5日目。ダメです。最低5日間は自宅に幽閉されていなくては!
実際、柊木課長が様子伺いでメールしたところ“薬を飲んで元気になったので、明日は行きます!”と意欲満々の返事が来たそうだ。
『明日』(つまり今日1月16日)は発症から5日目なわけで、「それは社会常識に照らしてもまかりならん」と説得工作を行ない、支社総力をあげて出社を阻止した次第である。
ところで同じテーブルの私たちが感染しなかったのは、焼肉コンロの熱と排煙機によって、ウイルスが熱殺菌および外へと吸引されたためかも知れない。
ショスタコーヴィチ(Dmitry Shostakovich 1906-75 ソヴィエト)の「五日五夜(Funf Tage - Funf Nachts)」Op.111(1960)。
L.O.アルンシタム監督のソヴィエト・東ドイツ合作映画「五日五夜(Funf Tage - Funf Nachts)」のために書いた音楽である。
その翌年の1961年には、ショスタコーヴィチの友人・L.アトヴィミヤン(Atovmyan)によって5曲からなる組曲が作られている(Op.111a)。
私が聴いたことがあるのはこの組曲の方。持っているのはジャッド/ベルリン放送交響楽団による演奏(1990年録音。カプリッチォ)だが、廃盤のよう。
以上、有志たちが参拝しているとき、伏草課長はのどの粘膜あたりに有刺あるウィルスを保持していたという話であった(写真はイメージにもなっていないイメージ(だってミズクラゲだもん))。
なお、本日は「本館」の記事の更新日でもあります。
♪ 作品情報 ♪
【初演】 1961年(映画公開)。組曲初演は1962年。
【構成】 組曲は5曲〔イントロダクション/廃墟のドレスデン/ドレスデン解放/間奏曲/終曲〕(約33分)
【編成】 orch
【本作品について取り上げた過去の記事】
≫ この5日間を振り返る♪DSch/ヒュンフ・ターゲ - ヒュンフ・ナハツ
≫ 今年はみぃ~んな111。そんで、ショスタコの111
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