先週の金曜日の夕方、支社の勇士ならぬ有志メンバーで神社にお参りに行った。
大阪市内・近郊といえば今宮戎とか、福の神で有名な西宮神社などがあるが、私たちが目指したのは豊中市の服部天神宮である。
なぜか?有志メンバーの中に、正月休み中にスキーに出かけ、そこでスノーボーダーに衝突され靭帯を損傷してしまった人がいたのだ。
そこで足の神様だという服部天神宮に行くことにしたのだ。
みなさん、なんと親切でお人よしなのだろう!
で、賽銭は入れたが、そのほかのもの-熊手とか、おみくじとか、ベビーカステラとか-は買わずに、そのあとは近くで焼肉を食べたのだった。
名古屋にいるときには、みんなで熱田神宮に参拝に出かけたものだが、たまたまあたりを見て回らなかったせいかもしれないが、ここ服部天神宮のようなお祭り気分はなかった。
これなら、子どもにとっては、お祭りそのものでウキウキしちゃうだろうなぁ。
北海道産の焼トウモロコシも売っていた。女子高生がかぶりついていた。まだ冷凍ものだけど、北海道のトウモロコシ、おいしかったかな?
パーセル(Henry Purcell 1659頃ー95 イギリス)の「グラウンド ニ短調『祭壇を飾れ』(Ground in D major 'Crown the altar')」Z.222。
パーセルはバロック期のイギリスの最大の作曲家といわれる人。
しかし、イギリス音楽界においてはパーセルの後継者たる人物が現れず、そこにドイツからヘンデル(1685-1759)がやって来た。
「祭壇を飾れ」は、合唱曲「メアリー女王の誕生日の頌歌『祝え、この祭典』(Ode for the birthday of Queen Mary 'Celebrate this festival')」Z.321(1693)のなかのメゾソプラノ独唱曲。
グラウンドというのは、反復される短い低音旋律のこと。
この2分ほどの曲では4小節のメロディーが13回現われ、そのうち2回は別な調(ヘ長調とイ短調)に変わっている(とCDのライナーノーツに書いてあった)。
ここではもとの頌歌ではなく、このグラウンドをチェンバロ用に編曲したものを。
レオンハルトのチェンバロ。
1988年録音。フィリップス。
「ボヘミアン・ラプソディ」のせいで、QUEENはQUEENでも、ロックのQUEENを聴くことが欠かせない最近の私。

【編成】(Z.321) S 2, A, T, Bs, cho, orch, BC
♪ 作曲家情報 ♪
イギリス・バロック音楽の最大の作曲家。王室礼拝堂の少年聖歌隊に入り、ブロウに学ぶ。チャールズ2世の時代から名誉革命の時代にかけて、〈国王の楽団〉の作曲家およびウェストミンスター寺院のオルガニストとして活躍。Z.はF.B.ジンマーマンによる作品目録の整理番号。
(井上和男編著「
クラシック音楽作品名辞典」(三省堂)による)