
(江別蔦屋書店の話の続きは明日にということで)日曜日。
前日の夜のうちにそこそこ雪が降り、そのため早朝に除雪車が活動するほど積もった。
私もその音で目が覚め、真っ暗な中、雪かきをした。こういうときに心臓が突然止まっても、たぶんしばらくは誰にも気づかれないまま終わるだろう。
だが、ありがたいことに元気なまま雪かき終了。
交通関係への影響を心配したが、しかし、ANAのフライト案内もJRの運行状況のサイトも、ともに平常表示。じゃなくて、平常の運行・運航。
私は安堵して新千歳空港へと向かった。
ところで、この日の朝の北海道新聞の占いで、2月生まれの私にとってこの日はバラ色の1日になりそうなことが書いてあった。
南の大阪に向かうのも良し。飛行機に乗るのだから高く飛ぶわけだが、それも良し。
吉数は4だそうだが、この日の座席は偶然にも44列目。何かが置きそうではないか!
ひそかに4にこだわる私
私は江別駅でKitacaに4,000円分をチャージし、札幌駅からは『エアポート94号』に乗り、新千歳空港では自分用に324円の『ソラチ 豚丼のたれ』と240円の『ザンギ』などを買った。
買った空弁の値段は980円だったが、買うときに店員さんに「4時間以内に召し上がれますか?」と聞かれ、「はい大丈夫です」(ほんとは夕食用だけど賞味期限は24時までと書いてあるし、大阪のマンションには4時間以内に着くのだ)と答えた。
しかも、この弁当の“お願い”は、今日の私の吉色である赤で印刷されている。
改善の余地はないのか?
飛行場は混んでいた。前日の欠航の余波だ。
私はプレミアム会員用の保安検査場へ向かったが、そこもいつもにはない長い列が。
しばらく並んでいて気づいた。
手荷物を預けるのに時間がかかっているのだ。私のようにカウンターに用事がなく、ただ保安検査を受けるだけならこの列に加わる必要はない。実際、中を見ると、検査するところはまったく列になっていない。それどころか、検査員は手持ち無沙汰のようにさえ見えた。
私が体験したのはほんの一部分だが、こういう誘導の不親切さが(この場合なら、カウンターでの手続き奈必要な方とそうでない方を分けるという配慮)、空港全体の混乱や停滞につながっているのではないかと思う。
私が乗る便は30分遅れるというアナウンスがあった。
使用機到着遅れと最初は言っていたが、それは嘘である。
とっくに飛行機は着いていたからだ。
しかもANAからの出発遅延のメールもそのあとしばらく来なかった。
やがて搭乗案内が始まったが、そこからが悲劇。
結局乗ってから、飛行機のドアが閉まるまで2時間かかった。
搭乗予定の約50名の客を待っているという(これが遅れの本当の理由)
。
いや、わかりますよ。カウンターの長蛇の列に並んで焦っている人々の気持ちは。けど、それじゃあ乗せるの早すぎない?それに、定員の8割以上の人は時間通り乗り込んでいるんですけど……
いや、ANAもそんなにカウンターで時間を要するなんて連絡は受けていなかったのではないか?
何年か前に新千歳空港が大混乱したときと同じだ。
トイレにも4回も行った。
弁当も4時間以内に持ち帰れなかった。
きっと赤いパンツを履いてなかったバチが当たったのだ。
でも『かにめし』はおいしかった。『ザンギ』はちょっぴり微妙だった。
てなことで、ハイドンの交響曲第44番。
ヴァイル/ターフェルムジーク・バロック・オーケストラの緊迫感ある演奏を。

♪ 作品情報 ♪
ハイドン([フランツ・]ヨゼフ)
[Franz] Joseph Haydn(1895-1982 ドイツ)
交響曲第44番ホ短調Hob.I-44「悲しみ」
Sinfonia Nr.44 E-Moll 'Trauer'
【作曲年】 1772年
【構 成】 全4楽章(約24分)
I. Allegro con brio 4/4拍子 ソナタ形式
II. Menuet/trio ホ長調 3/4拍子
III. Adagio ホ短調 2/4拍子
IV. Finale Allegro ホ短調 2/2拍子 ソナタ形式
【編 成】 ob 2, hrn 2, Str
【構 成】 全4楽章(約24分)
I. Allegro con brio 4/4拍子 ソナタ形式
II. Menuet/trio ホ長調 3/4拍子
III. Adagio ホ短調 2/4拍子
IV. Finale Allegro ホ短調 2/2拍子 ソナタ形式
【編 成】 ob 2, hrn 2, Str
♪ 作曲家情報 ♪
交響曲のパパである。