SagawaSpam201810  佐川が工場から直送?
 いきなり“佐川急便”だもの。
 売り言葉に買い言葉で、私としては「なんだよ?」って言いたくなる。

 Amazonとか楽天とか帝釈天あたりから、何か素敵なプレゼントがサプライズで届いたんじゃないかって、かなり淡い期待を抱いちゃったりもする。

 で、開いてみた結果がこれだ ↑。

 タイトルと本文の、ホッキョクグマとマレーグマくらいのギャップ。いや、ギャップじゃなくて完璧別次元である。

SpamMotomura  何を経営してるって?
 その点、まだこちらの方が受け取った人を喜ばせたい、笑顔にさせたいというサービス精神がある。

 自称・本村真由美は、実は偽名。本名はホンソンシニューミであることは間違いない。国籍は……餃子の国の人かしら?

 “コーピ品を経営します”なんて、とっても面白く間違ってくれている日本語で、私は好きですねぇ。間違いじゃなく、頓智だったとしたら、もう表彰ものだ。

 迷惑なメールだけど、こういうのがぱったり来なくなったらこれまた寂しいかなって思わせるものがある。

 クープラン(Francois Couperin 1668-1733 フランス)の「第27組曲(Ordre No.27)」。

 1730年出版の「クラヴサン曲集第4巻(Pieces de clavecin quatrieme livre)」に収められているが、クープランの全4巻全27組曲の最後の曲である。


CouperinOrdreCompBaumont この組曲は、


 1. 上品な女(L'exquise)
 2. けしの実(Les pavots)
 3. 中国風(Les Chinois)
 4. 頓智(Saillie)


の4曲からなる。

 ボーモンのチェンバロ演奏で。


 1991年録音。ワーナー。


  高級品だけどお望みじゃなかった
 ところでORIENT。
 いまはどんな時計を出しているのか知らないが、中学に進学する半年ほど前、つまり小学校6年のとき、ぼちぼち腕時計をし始めるクラスメートなんかが出てきて、私も腕時計が欲しいなって思ったものだ。

 それこそ(ってことはないが)『カスタムパルコ』や、(確かテナントで入っていたと思う)『コープさっぽろ西野店』(当時は札幌市民生協西野店)の時計店のショーケースに並んでいる腕時計を眺めながら、私は買ってもらうならシチズンかORIENTOの、文字盤が濃いブルーかグリーンの、風防ガラスが宝石のようにカットされているもの以外、考えられないと思っていた。

 当時は風防ガラスが盛り上がった、9面カットとかなんとかいうのが流行っていたのだ。

 そんなある日、親戚のおじさんが家に遊びに来て、来年は中学に上がる私に何かプレゼントしようと言ってくれた。私は腕時計が欲しいと言った。
 でも、買ってくれなかった。というより、おじさんは自分がつけていた腕時計をくれたのだ。

 それは当時高級時計の代名詞だったRADOのものだった。
 なぜ子どもの私がRADOが高級だと知っていたのかだって?
 当時はクイズ番組の優勝賞品は『JALパックで行く空の旅』と、副賞で『酒田時計貿易からRADOのペアウォッチ』を、というのが定番であり、庶民の憧れだったのだ(番組によっては優勝はエールフランスとかパン・アメリカン航空の『空の旅』であり、副賞の高級腕時計はテクノスだった)。

 買ったときは7万円したと、おじさんは言った。

 すごい!小学生に、そんなお高いものを!


 けどねぇ。デザインはおっさんくさいし、その後しょっちゅう狂うことがわかったし……

 おじさんのせいで、私はカットガラスの腕時計(1万ちょっとくらいだったと思う)を身に着けることがついぞないまま、この歳になってしまった。