YoshimatsuP2  一石二鳥的保冷剤

 少し、ほんの少しだけ落ち着いたが、先週は暑かった(だからといって、今週だってお世辞にも過ごしやすいとは言えない)。

 休日に部屋にいても、“風量自動”に設定したエアコンの風量は“強”のまま。
 設定温度は26.5℃にしていたが、27.4℃以下にはならなかった。

 それでも、ワケありで仕事が休みだった某平日に勇気を奮って買い物に出かけた。

 まだ涼しい8時に、と思ったが8時の時点で十分すぎるほど暑くなっていたが、元気なセミに負けるもんかと、挫折せずに近所にある6時開店のダイエーに10分ほど歩いて行き、アボカドと長ネギとピーマンと豚肉とキムチとウインナーなどを購入。さらに冷凍食品のパスタを2袋購入した。

 冷食を買ったのは-もちろんいずれ食べるためではあるが-豚肉やウインナーが帰宅途中で傷まないようにするためだ。つまり保冷剤代わりである。


 最近はちょっとの外出ならエアコンは切らない方が良いと、どのテレビ局のどの情報番組でも、パクったように口をそろえて言っている。だから私もスイッチを入れたまま外出したが、部屋に戻ると27℃以上あるとはいえクールミント・ガムの絵づらを思い起こす涼しさ。入れてて良かった!
 ってことは、外はいったい何百℃あったのだろう?


 また、私は3階建てのマンションの3階に住んでいるのだが、階段がやたら暑い。まったく風が通り抜けないので(窓はハメ殺しになっている)サウナ状態。自室の玄関から1階のマンション入り口の間がいばらの道なのだ。


  西山の麺は売っていなかったが……

 ところで、前回自宅に帰ったときにも近所のスーパーで西山のラーメンのつゆを買って持ち帰ってきた。
 そしてこの日の買い物ではラーメンの麺を求めたのだが、なんと北海道はわが町の工場で作られている商品があるではないか!

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 こういうのってヒジョーにうれしい。

 しかも、すごいのは三段熟成ってことだ。どうすごいのかわからないが、でも感服せざるを得ない。

 その上、冷やしにも合っちゃうのである。だが、私にとって冷やし中華はお好みの範疇外に分類されている。


 えっ?いっぺんに4玉食べたのかって?

 まさか!

 3玉は1つずつラップで包んで冷凍保管である。


 ラーメンを食べ、前回出張で自宅に戻ったときに妻が持たせてくれた処分品の黒ニンニクをデザート代わりにし、ドリンクは甘酒。こうして夏バテにならないよう努力している私である(あぁ、明日から8月!まだ8月!)。


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  高温時は血管のつまりにもご用心!
 吉松隆(Yoshimatsu,Takashi 1953-  東京)の「4つの小さな夢の歌(4 Little Dream Songs)」(1997。作品番号なし)。

 もともとはギターとハーモニカのために書かれた作品だが、ハーモニカ&ピアノ、ピアノ独奏版、さらには脳溢血による後遺症で右手がきかなくなった舘野泉の依頼によって編曲した3手連弾版など、いくつものヴァージョンがある。

 4曲は、

 春:5月の夢の歌
 夏:8月の歪んだワルツ
 秋:11月の夢の歌
 冬:子守歌


で、いずれも1分半から2分ちょっとの小品。この実に透きとおった美しい響きがもっと続いてくれたらいいのに……と思ってしまう。

 私の手元にはハーモニカ&ピアノ版とピアノ独奏版の2種の音源があるが、宝石のきらめきのようなピアノ独奏版の方が個人的には好みである。クソ暑い日の一服の清涼剤って感じだ。


 田部京子のピアノで。

 2001年録音。DENON。


 なお、本日この作品を取り上げたのは、ラーメンが4玉入りだったからではなく、「8月の歪んだワルツ」という曲が含まれているからである。