
新千歳空港から快速エアポートに乗った私は、今回は新札幌駅で下車。
いろいろと説明すると事情は複雑で、その複雑な内容を一生懸命説明したところで、その効果はたいしたものではないと考えられるので、あなたはあまり気にしなくてよろしい。
で、新札幌で下車したのが11時過ぎ。
朝ご飯をまともに食べてなかったので-フライト前だったし-、早めの昼食にすることにした。
目指すは-ようやく!-『醤油屋』である。
店に入ると、ロの字型のカウンター席に案内される。
向かいには若いカップルが恥ずかしげもなく昼間っからラーメンを食べていた。だってラーメン屋ですもの……

おぉ!夢にまで見ていたのにずっと来られないでいた『醤油屋』。このむかしを、太古の世界を思わせ、私のミトコンドリアを震えさせる、あっさりした懐かしい味!
記憶していたよりも麺は細かったが、コシはしっかり。
あぁ、味も食感も言うことなし!
チャーハンもむかし風のシンプルな味。これだと一緒に食べるラーメンの味を損なうこともない。
ラーメンがあっさり味なので、むしろ白ご飯よりもチャーハンの方が相性がいいかもしれない。健康のことを別とすれば、だが。
国鉄時代の雰囲気を残す駅舎もあと半年
さて、私の細かな状況はともかく、そのあと苗穂に立ち寄る。
現在JR苗穂駅は新しい駅舎を建設中。
いまより札幌駅寄りになる。
それが開業するのが今年の11月17日だそう。
総工費は52億円。
「なんだ。JR北海道ってお金あるんじゃん」と思うなかれ。52億円のうちJRは7億円の投資。残りは札幌市である。
いまの苗穂駅-いやぁ、古い!-の外観。そして、ホームから札幌駅方向に目を向けると建設中の新しい駅が見える。
かつてはこの駅の跨線橋から苗穂工場や札幌運転所にある、ときには『謎』の車両の写真を撮ったものだが、これからは離れてしまう。

話は変わって、昨日は支社の同僚の結婚式が札幌であった。
祝辞を頼まれていて、ずーっとそのプレッシャーにさらされていた私。
名前を呼ばれ立ち上がるときに、腰に痛みが走ったが、なんとか二本足でマイクの前まで行くことができ、ユーモアがあまり理解していただけない絶対零度のような雰囲気の中、極度の緊張に襲われ続けたものの、なんとか粗相なく終えることができた。ふぅ~っ。
フォーレ(Gabriel Faure 1845-1924 フランス)の「祝婚歌(Epithalame)」。
シェイクスピアの「ヴェニスの商人」からE.de.アロクールが書いた劇のための附随音楽「シャイロック(Shylock)」Op.57(1889)のなかの1曲。
この附随音楽は6曲からなる組曲も作られており「祝婚歌」は組曲の第4曲になっている。
プラッソン/トゥールーズ・キャピトル劇場管弦楽団、ゲッダ(テノール)による演奏を。
私が持っているCDはタワレコでは取扱終了。同一音源の盤を。「シャイロック」からは「祝婚歌」を含む4曲が収録されている
1980年録音。EMI。
ここのチャーハンも(家庭料理風でしたが)まっとうでしたよ!