基本が大切
 『みみずく』の最中に浮気した相手は次の2冊である。

 ともにPCオーディオ(デジタルオーディオ)に関する本。たくきよしみつ著「大人のための新オーディオ鑑賞術 : デジタルとアナログを両立させた新発想」(講談社ブルーバックス:2009年)という大人の私にふさわしいものと、小島康著「DACとアンプで音質激変!! 3万円からスタートできる 超PCオーディオ入門」(アスキー新書:2013年)といういつまでたっても入門者という初心を忘れない私にうってつけのものである。

TakukiAudio

KojimaPCAudio


 ともに出版から時が経っているが-この世界は技術の進歩が速い-、いまだにCDのリッピングでトラブルに見舞われている(特にタグ管理)私には、なかなかおもしろくもためになることも多い内容である。


  数量限定!
 トラブルといえば、現在ネットワーク・オーディオ・プレーヤー(NAP。マランツNA6005)で音楽を再生するときは、無線LANディスク(NAS)に保管しているファイルをWiFi接続している。

 そのこと自体に問題はないのだが、ここに書いたようにアイ・オー・データのNAS(HDL-AA3)では“公開フォルダー内のファイル数は、合計1万ファイル以内でご利用ください”と、DLNA準拠のメディアサーバーとして利用するには制限がある。

 そこで、現在はNASの非公開フォルダー(つまりDLNA共有設定していない)に保管してある音源ファイルのうち(ただしまだこれも1万ファイルには達していない)よく聴く作曲家の分だけを、共有設定している同じNAS上のフォルダにコピーして利用している。


 だが、これだと二度手間でなんとも不自由だ。

 それならと、思い立ったのがPCから無線LAN(WiFi)で音源データを飛ばすことである。

 PCには外付けハードディスクがつながっている。
 そして、NA6005はパソコンとも音源ファイルを共有できる。


NA6005_WMP そのことが書かれたマニュアルのページがこれ。
 しつこいが、現在私が使っている方法は赤のアンダーラインを引いているものだ(にしても、決して親切とは言えない表記だこと)。

 ところが、NA6005はパソコンを認識してくれるのだが、肝心のウィンドウズ・メディア・プレーヤーが思うように動いてくれない。ヴァージョンが古いのか、そのそもWMPそのものが機能不全を起こしているのかわからないが、外付けハードディスクを認識してくれないのである。


 ネットでいろいろ調べたが、解決に結びつきそうな決定打がないようなので、そこそこいじっただけでWMPをなだめることを中断してしまっている。

 これができるようになれば-音楽再生のたびにいちいちPCを起動するのかい?ってことになるが-、外付けハードディスクをサーバー、NASをバックアップ用に役割交代させ、外付けHDD→(有線)→PC→(無線)→NA6005という構成となり、ファイル数を気にすることなく利用できるのだが、ウィンドウズメディアプレーヤーには音源ファイルがやって来きてくれない。


 さあ、窓辺においで、私の宝よ……


MozartDonGiovanni  はい、「騎士団長殺し」のドン・ジョヴァンニです
 これは、モーツァルト(Wolfgang Amadeus Mozart 1756-91 オーストリア)の「おいで窓辺に,可愛い娘(Deh, vieni alla finestra)」の歌いだし。


 歌劇「ドン・ジョヴァンニ(Don Giovanni)」K.527(1787初演)のなかで、ドン・ジョヴァンニが歌うセレナードである(第2幕第16曲)。

 名演と言われいる、ターフェルのバリトン、フレミングのソプラノ、ショルティ/ロンドン・フィル他による演奏を。

 1996年ライヴ録音。デッカ。

  じゃあ、きっぱりWMPをあきらめ、2月に新発売されたアイ・オーのNAS、ネットワーク・オーディオサーバー Soundgenic(HDL-RA2HF)にすれば上限コンテンツ(=ファイル数?)は200,000だそうなので、思い切ってそれを……いや、今は無理無理。

 
 そんなことより、とにかくリッピングを進めることと、これまでの分の半角→全角化をちまちまと進めないと……