
担々パスタだ、和牛デミグラス・オムライスだ、すえぞうラーメンだ、かしわせいろだと、なんだか景気が良いような話を書いてきたが、まったく景気は悪い。
たまたまお出かけついでに外で食べる機会が続いただけだ。
しっかりとインスタントラーメンも食べている。
先日はセコマで発見した『ニンニク醤油ラーメン』を購入して食べてみた。このところ(セイコーマートあらため)セコマのPB商品の拡充ぶりは目を見張るものがある。
いや、あまりセコマに立ち寄ることはなかったのだが-大阪に住んでいればなおさらのことである-、4月はある事情からたまたまセコマを利用する機会が多くて、カップ麺やら新たに目にする弁当にけっこうワクワクさせられた。

なんだか懐かしい風味。つまりは《昔風即席めん》の良いDNAをほのかに残している味わいだ。ただ、私はこれを買ったときに“旨辛スープ”という文字を見落としていた。
確かに辛い。耐えられないほどの辛さではもちろんないが、3回ほど咳き込んだ。
この辛さがポイントなのだろうが、この鋭角的な辛さは私にはちょっと……であった。
具が寂しくて貧乏ったらしい感じがするのも、古き時代の即席めんを彷彿とさせる。
が、ここにチャーシューとかがのっていると、逆にミスマッチなんだろう。
コストパフォーマンスは悪くないカップ麺だ。

このとき『蜂屋』のラーメンのカップ麺も買った。
これはPBではない。エースコックのNBである。
蜂屋は、ご存知の方も多いと思うが、旭川の有名店である。
有名店であるが、私は実際に蜂屋のラーメンを食べたことはない。
このカップ麺でお試しするのが楽しみである。
ところで、上で触れたセコマの弁当だが、ホットシェフのカツ丼はすでに道民に定着しているが、最近(かどうかわからないが)加わったメニューの豚丼がなかなかうまい。
揚げ物じゃないだけヘルシー(と勝手に思い込んでいる)だし、十勝名物の豚丼ほどタレが甘くないのが私好みだ。
ホットシェフ以外の定番弁当にも、幕の内やシューマイ弁当が登場。セブンなどに比べ、ラインナップも味もいまひとつ及ばなかった感のあるセイコーマートの弁当だったが、このところの改良は目を見張るものがある。
単身者にとっても便利なスモールサイズの惣菜たち
これまたすでに定着している100円惣菜。
100円で(もうちょっと高めのものもあるが)、いろいろな種類の総菜が1人分の小パックで買える。
単身赴任しているとこういうのが実にありがたいが、名古屋にも大阪にもセコマはないわけで、そこが残念である。
そしてまた、この先、単身赴任どころか、独り暮らしの老人などは増える一方だろうから需要が衰えることはないだろう(他のコンビニも真似てくるかもしれない)。しかも、現在は惣菜の減塩や野菜の取入れにも取り組んでいる。
時代にマッチしている取り組みだ。これでセコマのワインを飲めば、ポリフェノールも摂れるだろうし。

ここやここで取り上げているように、G.M.コジンツェフとL.Z.トラウベルク監督の同名の映画のための音楽。
えっ?あなたの単身赴任の場合は「男ひとり」だろって?
そーいうタイトルの曲はないの!
F.ジェラルド/フランクフルト放送交響楽団の演奏で。
2006年録音。ナクソス。
それにしても、スーパーの惣菜も、もう少し少量パックのバラエティーを考えてもらえないだろうか?独り暮らしなら、手のひらより大きいパックに入った『山菜なめこ』とか『卯の花』とか『ひじきの煮物』は買えない、買わない、買いたくない。だって、食べきれないもの。