20180225Tako  話題のあの学園を見た
 大阪支社にいる課長たちのなかでも、蛸島課長は雄弁ではないが多弁で、どこか素朴で、憎めないキャラの持ち主である。

 その蛸島課長と『佐川証人喚問』について「あの人、あったま良すぎるんじゃね?」「きっと部下を圧迫指導するタイプだよ」などと好き勝手な話をしているうちに、「阪急電車の中から森友学園の建物がちらっと見えますよ。阪神高速と線路が交差するところあたりで」と教えてくれた。

 宝塚線の庄内駅と服部天神駅の間、梅田から宝塚方面に向かって左手に見えるんだそうだ。

 先日、阪急宝塚線に乗ったとき蛸さんのこの話を思い出し、ぜひとも話題の建築物を目にしておこうと思った。

 電車のシートはロングシート(お見合いシート)だったので、乗り込んだ私はさっそく靴を脱いで窓の方を向いて席にお座りした、かったけど、そんなことをしたら拘留されてしまうかもしれないので、ドアの近くに立って外を眺めることにした。

 すると見えた。
 あの茶色というか赤橙色というか、とにかくあまり個人的には好きな色ではない建物が。

  あのへん一帯がゴミ捨て場だった?
 ニュースで流れるのは建物の正面の映像ばかりだが、車窓から見えたのは横から。三角屋根の姿が見えたが、感激のあまり涙するには通過するのが速すぎた。じっと見ても感激しないだろうけど。

 すぐ隣(線路側)には小学校か中学校が建っており、一帯も住宅街。
 そんなところにある森友学園の敷地に大量のごみが埋まっていたとはにわかに信じがたい。

 調べてみると、森友学園の住所は豊中市野田町。
 さらに地図を開いてみると、線路との間にあったのは第十中学校。
 ほかに、学園を取り囲むように公園や幼稚園、大阪音楽大、私立庄内体育館などが建っている。
 そのむかし、このあたりには池があり、その池にごみを投棄していたという話もある。
 逆に言えば、森友の土地だけが特別にゴミだらけってことじゃなかったのかもしれない。なのに、ここいらにほかにも国有地があったかどうかは知らないが、もしあったとしたら、その土地は《正価》で取引されたんだろうか?

 ところで、最初に書いたように蛸島課長は多弁で、憎めないキャラだ。
 だが、ときおり悪意のないウソをつく。いや、ウソというのは言い過ぎだ。単なる勘違いを思い込んでいるのだろう。

 何を言いたいかというと、正しくは『阪神高速』ではなく『名神高速』だったのである。

PoulencBabar サティ(Erik Satie 1866-1925 フランス)のピアノ曲「スポーツと気晴らし(Sports et divertissements)」(1914)。

 以下の曲からなる。

 序. 食欲不振のコラール(Choral inappetissant)
  1. ブランコ(La balancoire)
  2. 狩(La chasse)
  3. イタリア喜劇(La comedie italienne)
  4. 花嫁の目覚め(Le reviel de la mariee)
  5. 目かくし鬼(Colin-maillard)
  6. 魚釣り(La peche)
  7. ヨット遊び(Le yachting)
  8. 海水浴(Le bain de mer)
  9. カーニヴァル(La carnival)
 10. ゴルフ(Le golf)
 11. 蛸(La pieuvre)
 12. 競馬(Les courses)
 13. 陣取り遊び(Les quatre-coins)
 14. ピクニック(Le pique-nique)
 15. ウォーター・シュート(La water-chute)
 16. タンゴ(Le tango)
 17. そり(Le traineau)
 18. いちゃつき(Le flirt)
 19. 花火(Le feu d'artfice)
 20. テニス(Le tennis)

 ルイサダの演奏を。

 1994年録音。グラモフォン。

 ところで、上の写真のたこ焼き屋さんは何と読むのだろう。
 素直に『びみたこ』でいいのだろうか?

 下の写真は別なたこ焼き屋の看板だが、これを見たとき、私は「キングコング対ゴジラ」にでてくる巨大ダコを思い出してしまった。なんとなく暗い雰囲気が共通していると思いません?

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