IMGP2216  さようなら、そしてこんにちは
 KAPPAは大阪府にある中古オーディオ買い取り会社に引き取ってもらった。

 地元、それも比較的近所にそういう店があってよかったが、でもその会社は全国展開しているようで、来た人がくれた名刺も別な会社の名前が書かれていた。その会社のその店舗に委託された査定専門の人なのだろう。

 出張買い取りなので楽だった。査定の人は運ぶのが大変そうだったけど。


  ポツンと床に
 そして、日曜日に686S2がやってきた。
 設置まで頼んだわけではなかったが、ヨドバシのトラックではなくゆうパックで来るとはちょっと想定外。
 でも考えてみれば、炭酸水とか頼んだときもだいたいいつもゆうパックか……
 このとき一緒の配達となったミネラルウォーターの箱の方が重いっていうのも、いとおかし。


 今回は専用スタンドは購入しなかった。
 というのも、スピーカースタンドは純正品であるかないかにかかわらず、あくまでスピーカー専用のスタンドなわけで、不要になってもほかに使いようがない(加えて純正品のスタンドは、質感の評価が口コミではあまり良くない)。

 また、スタンドにのせて使うのなら、場所的にはKAPPAのようなフロア型スピーカーと同じくらいスペースを占拠することになる。

 じゃあ、どうするか。


 スピーカーの高さが鑑賞するときの耳と同じ高さにならなきゃならないのだが、それは追々考えることにして(壁掛けという方法もある)、まずは床に直接置いた(下にインシュレーターをはさんだが)。

P3180175b こういった床置きの姿って、30年ぐらい前のコンポのカタログの表紙に載っていた写真の構図に似ている。なんてことを思いながら黙々と作業(一人ではしゃいでいたら気持ち悪いし)。

 結線は、それがいいのかどうかはわからないが、KAPPAのときと同じようにバイワイヤリングで。


 そして鳴らしてみると……うん、きれいな音。
 大きなKAPPAに比べてスケール感が大きく損なわれるとか、窮屈に鳴るってことはない。
 それだけスピーカーも進化しているのだろう。

 さすがに、ショルティ/シカゴ響によるR.シュトラウスの「ツァラトゥストラ」の冒頭の重低音なんかは、部屋や私の体を揺さぶるようには出てこないけど。


IMGP2229 とはいえ、床置きのせいか想像した以上に低音が聴こえる。聴こえるがほんのわずかながらその低音が耳につく。

 つまり、スタンドにのせればそれが解消され、メーカーの言う、最上の音が鳴るということだ。

 にしても、マニュアルの文章、なんとかならんのかね。訳した人、自分でもけったいな日本語だって思わなかったのだろうか?

  心配疲れのあげく
 さて、実は今回、NAP(ネットワーク・オーディオ・プレーヤー)も導入した。

 ご存知のように、ちまちまとCDをNAS(無線LANディスク)と外付けハードディスク(バックアップ用)にリッピングしている私だが、これまでは取り込んだ音源を、NAS利用ではなく、HDD→パソコン→USB-DAC(CDプレーヤーのSA8005に内臓)という形で有線で使うことしか頭になかった(つまり先ほど書いたのとは反対に、NASがバックアップ用になっている)。

 ところが、WiFi対応、つまり無線LANで音楽ファイルを取り込んで再生できるNAPがあることを遅ればせながら知った。しかも価格もだいぶ落ちている。

IMGP2217 そこでWiFi対応のNAPであるマランツのNA6005を導入したのだ(写真の上。後ろに見える角のようなものがWiFiのアンテナ)。


 私のよくないクセ。
 それは買う前に、ネットでマニュアルを見てあれこれ悩むことだ。

 今回も悩んだ。


 というのはNASとNA6005をWiFi接続するにあたって、NA6005のマニュアルには“詳しくはNASのマニュアルをご覧ください”ってなことが書かれているが、NASのマニュアルにはそういったことは全然触れられていない。お互い責任を押しつけあっているか、仲たがいしているかのようだ。

 NAS側でNA6005をユーザー(クライアント)として登録しなければならないのか?

 だとしたらどうやってやればいいのか?


 そういうことを考えると、不安は募るばかり(まだ買ってもいないのに)。


Shostako15Haitink 私は母親でも叔母でもないが、ショスタコーヴィチ(Dmitry Shostakovich 1906-75 ソヴィエト)の「心配性の母と叔母(Fussy Mummy and Auntie)」。


 11曲からなる歌曲集「ユダヤの民族詩より(From Jewish Folk-Poetry)」Op.79(1948)の第2曲。

 作品についてはこちらをご覧いただければと思う。


 ゼーダーシュトレーム(S)、ヴェンケル(A)、ハイティンク/アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団の演奏で。

 1983年録音。デッカ。

 こういう情報っていうのは意外と少なくて困る(アイ・オー・データのサポートページを見ても、核心をついた明快な記事は出てこない。背中中央のかゆみをずっとがまんしている気分だ)。
 しかし、ネット上で簡単にできるような記事を見かけたので、それを信じることにした。