ShibataSinfonia  いや、2つでもいいんですけど……
 ずいぶん前のことになるが、山形は天童に出張したときに『鳥中華』なるものを食べて、ひどくミスマッチなのになんておいしいんでしょう!と、ポポポポポポンと舌鼓を打ったことがあった。

 で、さっそくだが今日は柴田南雄(Shibata,Minao 1916-1996 東京)の「カドリール(Quadrille)」(1975)。

  カドリールというのは舞曲の名前だそうで、明治時代の初期のころ、鹿鳴館などで踊られたという。4人で踊るためにこの名がある。

 柴田の「カドリール」はマリンバと小鼓のための作品で、この曲には4つのリズムの層があるという。

 あまりほほえみながら聴けるようなタイプの音楽ではない。

 高橋美智子のマリンバ、堅田喜三久の小鼓で。

 1977年録音。ビクター。

 で、天童に2度目に行ったときも鳥中華を頼み、でもそこはそば屋だからそばも食べたくて、映画「アマデウス」でかつら合わせをしているヴォルフィ―が「頭が3つほしいくらいだ」って言うのと同じような気分になり、「あぁ、私がモーモーちゃんだったらなぁ」と残念に思ったものだ(知っていると思うが、牛には胃が4つある)。

  ふつーのそばを望んだのに……
 さて、先日のこと。名古屋のファミリーマートで『えきそば』なるカップ麺が売っていたので、それを買った。

 なぜ名古屋のファミマなのかというと、先日と書いたもののそのころはまだ名古屋に住んでいたからだ。

 これを買ってしまったのは、駅の立ち食いソバのような、絶品ではないが人間の食の本能をさらけ出してしまうような、ちょっぴりワイルドなそばを味わわたかったからだ。 

 ところがぎっちょん。

 パッケージをよく見て驚き、ふたを開けて驚き、ふたの裏の能書きを読むころには驚くことにそろそろ飽きた。

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 『えきそば』というのは駅の立ち食いそばという普遍的呼称ではなく、姫路駅のそば屋のメニューの固有名詞らしい。

 で、驚いたのはそういうことじゃなくて、麺は和風だしなのに、いや違った、麺はラーメンなのに、つゆは和風だしだというのだ。これは『鳥中華』と同じパターンではないか!

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 『鳥中華』のトッピングはその名の通り鶏肉だが、『えきそば』(カップ麺だが)の方は天かすが主体。

 そしてこの『絶妙』と銘打たれたカップ麺の味だが……う~ん、私には微妙だった。