髪も顔も乱れに乱れ……
 昨年12月。
 
 たまたまテレビを観ていたら、(言っちゃ悪いが)ひっどく見苦しいオバサンが映っていた。

FujiyoshiKaiken

 獲物を逃したイボイノシシのようだが、よく見るとそれは藤吉久美子だった。太川陽介の妻である。
 週刊文春に不倫疑惑を掲載され、涙なみだの釈明会見。私が目にしたのはそれだった。

  特別演奏会の独特な雰囲気
 学生の頃は、毎年12月になると恒例行事のように札響の「第九」演奏会に行っていた。
 大晦日あたりに放映されるN響の第九も欠かさず観ていた(紅白の結果も見届け、「ゆく年くる年」がおごそかに始まるころに寝ていた。若いころの方が、私は爺くさい風習を大切にしていたようだ)。

 ところで「第九」の場合、定期演奏会とは客層が多少異なる。だから雰囲気もどこか違う。
 ふだんはコンサートに足を運ばないが、年に1度の年末の「第九」は聴きたい。そういう人もいるだろう。

 だが、単に世の中の風潮に乗って来ている人もいるようだ。
 あるいは合唱で出演する人の知人・友人も少なからずいる。

 それが悪いなんて全然言わない。客が入ることはオーケストラにとってもありがたいことだ。
 聴く方にとっても、スカスカのホールで「歓び」を感じることはできない。

 けど、なかには音楽を聴くのが目的じゃないのが強く伝わってくるような人もいて、どちらかというと私は「第九」の会場の雰囲気は好きではなかった。

  あ、あ、あなたをいただきたい……
 それはそうと、「札響感動史」を書くに当たって過去のプログラムノーツを見ていたら、「第九」のものも何冊か出てきた。

 そのなかの、1986年12月19日に行なわれた「第九の夕べ」(ちなみに指揮は山田一雄)。
 プログラムノーツの裏表紙の広告に写っているのは藤吉久美子。

19861219DaikuFujiyoshib

 いやぁ、なんて清楚でかわいいのだろう!(ちょいと時代を感じさせはするが)
 若いころの藤吉久美子は、本当にかわいかった。
 なのにすっかり歳をとってしまった。

 いや、これまでだって、太ったりはしたが上品さとかわいらしさを残していた。
 が、あの顔はひどすぎる。

 この号泣おばさんを目にしたとき、「これが藤吉久美子?」ってもんで、すぐには顔と名前を一致させられなかった。そもそも彼女、不倫なんてものとは無縁な感じだし。

 まぁ、真実はよくわからないし(彼女が言っていることは、でも、まったくもってウソくさい)、夫・太川陽介の『神対応』が讃えられもしたが、別な見方もあるようで……

BeethovenSymSolti ベートーヴェン(Ludwig van Beethoven 1770-1827 ドイツ)の交響曲第9番ニ短調Op.125「合唱付き(Choral)」。

 中学、高校時代に私がもっぱら聴いていたのはショルティ/シカゴ交響楽団、同合唱団の演奏。
 ソリストはローレンガー(S)、ミントン(Ms)、タルヴェラ(T)、バローズ(Bs)。

 去年も取り上げたわけで、またまたでスマン。

 1972年録音。デッカ。

 このあいだ届いたスパムメールの中に、『NTR妻』という言葉があった。

 NTRってなんぞや?と思い、調べてみたら『寝取られ』のことなんだそうだ。

 ルイルイ陽介は(自分の妻が)寝取られるのが好きらしいなんてことがネットに書かれていたが、そんな人いるの?それって、ヘ・ン・タ・イじゃないの?