TVBoronia1  ていうか、在庫管理はどうなってるの?
 その金曜日の会社帰り。

 自宅マンションに最寄りの駅を1駅通り越し、そこにあるマックスバリュに寄った。
 なぜなら買い物をするためである。

 ところがいちばんの目的だった“あらびきソーセージステーキ”が棚に1つもない。
 骨折り損のくたびれもうけってやつである。

 “あらびきソーセージステーキ”というのはトップバリュのプライベートブランド(PB)の商品名。
 他社(メーカー)だと“グルメイド・ステーキ”などの名で売っている、厚切りのボロニアソーセージである。

 私はこのボロニアソーセージがけっこう好きなのである。ちょっぴり貧乏くさい味がたまらない。
 ただ、もっともおいしいと思うのは、切られてはいない塊タイプのプリマの“ペッパーポーク”である。ペッパーはともかく、ボロニアソーセージ自体の味が優れている。ニッポンハムのパストラミポークもおいしかったが、さっぱり店で見かけなくなってしまった。

 それはそうと、そのマックスバリュの店舗には他社製品のステーキタイプのボロニアソーセージが置いていない。
 なんだか悪意を感じる。

 太めのソーセージタイプの、これまたトップバリュ(TV)のPBがあったが、こちらは豚肉のほかに鶏肉も使われていて、ヘルシーなのかもしれないが-ソーセージにヘルシーも何もあったもんじゃないが-この手の商品は間違いなく味は落ちる。

 この日のもう1つの目的はトンドン

 こちらはあれほど冷凍ケースに入れられていたのに、まるで駆除されてしまったように跡形もない。
 なってこった。
 どうやらこのスーツ姿のすてきな紳士は、10日金曜日は豚に縁がないらしい。

 ということで、骨折り損のくたびれもうけ・ダブルで、二重にもうけたままで失意の帰宅となった。
 せめてもの救いは、あと1袋だけ残っていた井村屋の豚まんを買えたことだった(ちなみに、牛丼の具も皆無だった)。あっ、あと、マルちゃん正麺が“広告の品”で安くなっていたことだ。

  テレビだらけじゃなく
 翌日の土曜日。
 しつこい性格の私は、今度は地下鉄駅で2駅離れているイオンに行った。

 そこには“あらびきソーセージステーキ”があった。
 他社(メーカーのナショナルブランド(NB))の商品もあったが、グラム換算するとTVの方が安価。
 ということで、TVのものを買った。

TVjam でも、私は危機感を感じている。自分で買っておいて大きな口をたたけないが、世の中がスーパーのPB商品ばかりになってしまうことを。

 確かにPBはNBに比べて安い。
 だが、イオンやマックスバリュに行けば、なんでもかんでもPBだ。

 自室の冷蔵庫をあらためて見てみると、ジャムもからしもTVだった。

 ジャムはどこかのJAが作った果実分がたっぷりのものを買うべきだった。
 からしは、S&Bさん、ハウスさん、ごめんなさい。きっと魔が差したんです、アタシ。じゃないと、こんなのっぺらぼうのようなやつ、買うわけないですもの。

TVBronia2 店に行くと、とにかくTVばかり。
 なるべくナショナルブランドを買いたいとは思っているが、このままだとナショナルブランドなんて消滅してしまうかもしれない。

  嫌いなメーカー製ならイヤなの
 PBでいやなのは、製造者が書かれていないことが多いこと。
 “あらびきソーセージステーキ”だって、販売者しか表記されていない。
 つまり、パッケージを見てる分にはどこで作られたかわからないのだ。

 PBが悪いという気はまったくないが、商品選択の幅を狭めないためにも、みなさんNB商品も選びましょうね。

 なお、なぜ1駅やら2駅離れた店に行ったかというと、自宅マンションにいちばん近いスーパーにはこの手の商品が置かれていないのだ。まがい物とでも見なされているのだろうか。

TrumpetConSC トレッリ(Giuseppe Torelli 1658-1709 イタリア)のトランペット,弦楽と通奏低音のための5声のソナタ(協奏曲)第1番ニ長調G.1(1690)。

 トレッリ(トレルリ)はヴァイオリニストで作曲家だった人物で、ヴァイオリンを独奏楽器とした協奏曲を生み出したのは彼だと言われる。17世紀後半から18世紀初頭にかけてイタリアのボローニャで活躍した作曲家のグループ・ボローニャ楽派の主要な作曲家の1人でもある。

 今日取り上げたトランペット・コンチェルトは、原曲は2台のヴァイオリンとトランペット、ヴィオラとバスと通奏低音のための協奏曲第6番(1715頃出版)とされるが、ここまで書き放ったあとですまないが、“トレッリの作と言われている”ものである。

 ハンガーのトランペット、シモーネ/イ・ソリスティ・ヴェネティの演奏を。

 1966年録音。ソニークラシカル。

 なお、G.はギーグリング(Fr.Giegling)の作品目録による番号である。