AveMaria  石は襲う
 先週、洞爺湖畔まで出かけた。

 輪厚スマートICから道央道に入り、室蘭方面へと進む。

 が、苫小牧東ICを越えたあたりから雨が降り出した。
 雨が降り出して気の毒には思うが、私の前をしばらくの間走っていたバイク。ずっと右ウインカーを点滅させ続けないでほしい。紛らわしい。って、バイクって、スピードメーターのところにウインカー点滅のランプってついてないの?


 そんな雨の中でも、「ハイドロプレーニング現象が起きないんかい?」と思うほどスピードを出して追い抜いて行く車はたくさんいる。

 ある1台の車が私の車を追い越して行った(小さな〇〇ごときがわが眠れる豚・B4を追い抜くなんて身の程知らずだ)。

 そのときだった。ピシッともカキッとも言えぬ鋭い大きな音。

 どう考えても、あの車が小石をはね飛ばしてきやがったに間違いない。タイヤの溝にはさまっていたのが遠心力に耐えられなくなって飛び出したのか、あるいはたまたま路面に落ちていた小石をはじいたのかはわからない。
 ただ、通りすがりに石を当てていくとは、強姦罪にも匹敵する。あとから調べると、被害は幸いにもフロントガラスにほんのかすかに擦り傷がついている程度で済んでいた。

 タイヤがダブルになっているダンプなどのすぐ後ろは走らないように気をつけているが-タイヤとタイヤの間に石がはさまっていることがある-、こういう軽快軽量の車にやられるとは想定外だった。

 そういえばこの春、伏草課長が君臨する課で新車に入れ替えた。

 伏草課長がその買ったばかりの社有車を運転していたとき、ピシッと飛び石が。それも狙撃されたような結構な跡。買ったばかりの新車は、フロントガラスだけさらに新品になったのだった。

 伏草課長に何の落ち度もないのに、気の毒である。
 が、これが部下の丸針係長の運転中だったら、係長はけっこう課長にいじめられたかもしれない。

IMGP1889_LI  小ライスはラーメンの方が合うが……
 さて、伊達ICで高速道路を下りて、昼食。

 さすがに今回はラーメン屋はやめ-この日はラーメンの気分じゃなかったというわけではないが、伊達市に来るたびに同じ店にばかり寄っていては、私が店からリベートをもらっているんじゃないかと妻に疑われてしまう恐れがある-、だいぶ前にも一度行ったことのあるそば屋“そば順”に向かった。


 この店はけっこうな有名店で、久々に食べたが確かに美味しかった。田舎そばというほどワイルドではないが、太めの麺が濃いめの汁によく合っているのだ。

 私たちが店に入った11:50にはすぐに座れたが、そのあとは続々と客が来て、写真で足が見えるように-これは何かに白ペンキで描いた上向きの矢印ではない-待っている人が多数いた。写っているの脚は1ペアだけど。

 知りたくもないだろうが一応報告しておくと、私が注文したのはかしわそば+小ライス。妻は“元祖”と銘打っているたこ天がのったそばだった。なお、“そば順”は南小樽駅の近くにも店があるらしい。


  国道じゃないので“道の駅”に非ず
 洞爺湖は波が全然なく、中島も、もし私が泳げれば泳いでいけそうなくらい近くに見えた。
 が、この写真を撮ったあとに雨が降り始め、波も出てきた。

IMGP1893

 キャンプしている人たちに言いたい。「まったくもってご苦労さんです」と。おまけに寒いし。
 でもまぁ、本人たちは楽しんでるんだろうから余計なお世話なんだけど。

 “水の駅”でオシッコをして、湖をあとにした。
 水音を耳にするとオシッコがしたくなるのは“水音効果”というれっきとしたものだそうだ。

IMGP1902

 シューベルト(Franz Peter Schubert 1797-1828 オーストリア)の「エレンの歌,第3(Ellens Gesang Ⅲ)」D.839,Op.52-6(1825)。

 通称「アヴェ・マリア」で知られる、シューベルトの歌曲の中でもとりわけ有名な歌。
 歌詞はW.スコットの「湖上の美人」をA.シュトルクがドイツ語訳したもの。
 つまり、“♪アヴェ・マリア”と歌は始まるが、シューベルトは宗教音楽としてこの曲を書いたわけではない。

 私が持っているCDは、シューベルトの歌曲集というものではなく、いろいろなAve Mariaや宗教声楽作品を収めたオムニバス盤。「エレンの歌,第3」はボニー(ソプラノ)とパーソンズ(ピアノ)による。

 1994年録音。エラート。

 帰りは東室蘭のイオンに立ち寄ったが、そこでチョー偶然にも親戚にばったり会う。
 世の中、狭いものだ。というか、見事なタイミングだ。

 ところでこのイオンにテナントで入っている薬局はマニアックだった。
 若甦とかレバコールをはじめ漢方系が充実。

 私は大正の歯ブラシを買った。いや、大正時代の歯ブラシではなく、大正製薬の歯ブラシだ。
 大正の歯ブラシなんて初めて見た。が、なかなか使い勝手が良い。

 そうそう、昨日約1か月ぶりの定例診察のために歯科医院に行った。
 タイミング良く、というのも妙だが、1週間ほど前からまた左奥の歯ぐきが腫れはじめていたのでグッドタイミングであった。