
夏真っ盛りのいま、そしてこれからさらに盛りまくるこの時期に秋のことを書くのは気が引ける、なんてことを私は特段感じないので、「まっかな秋」のこと。
小学5年生か6年生のときに、音楽の授業でやたら繰り返し歌わされた。
詞は薩摩正、曲は小林秀雄。
でなんで、「まっかな秋」かというと、先日バッハ(Johann Sebastian Bach 1685-1750)の管弦楽組曲第3番ニ長調BWV.1068(1729-31)を聴いていて、第3楽章のガヴォットが「まっかな秋」の出だし、つまり♪まっかだなぁ、まっかだなぁの部分のメロディーによく似ていることに、いまさらながら気づいたからだ。
みなさんもそう思いません?
「まっかな秋」を知らなけりゃ、思うも思わないもないだろうけど……
バッハは管弦楽組曲(単に「組曲」ということもあるし、「序曲」と呼ぶこともある)を5曲書いているが、第5番は疑作とされる。
残りの4曲(第1番~第4番)のうち、有名なのはフルートを独奏とする第2番と、第2楽章のエアがよく知られている(ヴァイオリンのG線のみで演奏するようにヴァイオリニストのヴィルヘルミが編曲したのが「G線上のアリア」)第3番。
第3番は(エアをのぞき)トランペットやティンパニが加わり、第2番と対照的な華やかな音楽。
序曲、エア、ガヴォット、ブーレ、ジーグの5曲からなる。
ホグウッド指揮アカデミー・オブ・エンシェント・ミュージックによる演奏を。
1985,86,88年録音。オワゾリール。

3日前の水曜日。
帰宅途中に突然の雨。それも雷付き。
あっという間に道路はくるぶしぐらいまでの深さの水たまり、というか川と化した。
もちろん靴の中は水浸し。ズボンの裾もびちゃびちゃ。
にもかかわらず、マンションに入る前にわざわざどん兵衛を買うためにFMに寄った、奇怪な行動パターンの私。
しかも、それをこの日は食べなかったし……
似てたんです、実は。