金の風が吹くぅ~
 イギリスだのフランスだのと書いてきたが、もちろんアメリカで作出されたバラもある。

 ここで突然業務連絡。

 Goten Morgen!若園課長!
 昨日はおいしいハラミにサガリにロースにタンにキムチに冷やし担々ミェンに野菜各種、ごちそうさまでした!

 以上、業務連絡終了。


 My Garden ですでに咲き始めているアメリカ生まれのローズちゃんは、“カレイドスコープ(Kaleidoscope)”(1998年 John Walden)と“ゴールデン ウィングス(Golden Wings)”(1956年 Shepherd)。


 カレイドスコープとは“万華鏡”のこと。
 このバラは万華鏡のように、とまではいかないが、開花してから散るまでに花色が変化する。


20170702Kaleid

 ゴールデン ウィングスはロサ・スピノシッシマという原種バラを親にしており、大輪で目立つが見た感じも原種バラっぽい。

20170701GoldenW


 どうも私が知る限りでは Made in USA のバラは、ERなどに比べ華やかさ、上品さに劣る気がする。

  唐突ですが……
 ところで、あなたはロシアの国民楽派ともいうべきロシア5人組の名前を全員しっているだろうか?

 ムソルグスキー、リムスキー=コルサコフ、ボロディン、、、えっとえっと、、、、あっ、バラキレフ、、、んーと、あれあと1人誰だっけ、、、、えーと、、、、……Time up!


 それはキュイ(Cesar Cui 1835-1918)である。


 ムソルグスキーには「展覧会の絵」や「はげ山の一夜」が、R-コルサコフには「シェエラザード」が、ボロディンには「だったん人の踊り」といった、広く知られている作品がある。


 バラキレフにはそういう曲はないが、5人組の中で指導的立場にあった人物だし、いくつかの作品の録音も出ている。


 ところがキュイとなるとまったくといって知られていない。
 ここ数十年でキューイフルーツが日常の暮らしに当たり前のようになったのとは対照的だ。唯一生き残っている作品は「オリエンタル」だけだ。

 「オリエンタル(Orientale)」はキュイが1893年に書いた24曲からなるヴァイオリンとピアノのための「万華鏡(Kaleidoscope)」Op.50の第9曲。

 まさにオリエンタルなメロディーが心に残るのだが、実はこれはセルビア民謡「明るい太陽」から採られたもの。同じメロディーはチャイコフスキーの「スラヴ行進曲」などでも使われている。


 かつて私はエアチェックしたものを聴いていたが、カセットテープを処分したあとは音源が手元にないまま。20年以上耳にしていないことになる。

 ここでは五嶋みどりが弾いた演奏のCD(Midoriさんがこれまでソニークラシカルで録音した演奏を10枚のCDに収めた超お買い得盤)をご紹介しておく。当然、現時点で私は未聴(が、注文しちゃった……)。

  ぶんぶんぶん、蜂が飛ぶ
 バラ以外の植物では、ラベンダーが開花間近。
 サルビアは満開でハチたちの憩いの場となっており、名前はわからないがブルーの花も旺盛に開花中だ。

20170702Laben2

20170701Sarubia

20170701Garden

 オリエンタルカレーが食べたくなってきたな……