私は生クリームよりバタークリームの方が好き
 昨日の朝も冷え込んだ。
 セントラルヒーティングのボイラーのスイッチを一時的ながらもonしちゃったくらいの、onちゃん6チャン朝6時、だった。

 朝夕のこんな冷え込みだから、鉢を外に出してあるモンキーバナナの姿はけっこう悲惨である。
 ゴメン、バナナちゃん。

 とはいえ、バラや宿根草の成長は着実に進んでいる。

 毎日同じような写真でうんざりしているかもしれないが、微妙な変化を見分けることで認知症予防の訓練になると思って、文句を言わずにご覧なさい。

 ブルー・フォー・ユー。このように、さらにびらびらと開いた。

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 メニー・ハッピー・リターンズ。バタークリームのクリスマスケーキの上の、クリームによる造形のようである。いや、こっちが本物なんだけど。

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 今年はオールド・ブラッシュ・チャイナが特に旺盛。私に隠れて何か特殊な肥料を吸ったのか?

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 マチルダも咲き始めた。アブラハム・ダービーのつぼみは色づいてきた。

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 クレマチスのアロマティカの開花はすでに報告したが、“夜の女”のように派手に存在感をアピールするドクター・ラッペルも花を開いた。

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 フウロソウも花盛り。ラベンダーも開花を待つばかりである。

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 セッラ(ソプラノ)が“夜の女王”を演じた、モーツァルト(Wolfgang Amadeus Mozart 1756-91 オーストリア)の歌劇「魔笛(Die Zauberflote)」K.620(1791)。

 モーツァルトが死の年に書いた最後のオペラ「魔笛」のなかには有名な歌が多いが、なかでも“夜の女王”が超高音域で歌うアリア「復讐の心は地獄のようにわが胸に燃え(Der Holle Rache kocht in meinem Herzen)」はとりわけよく知られている(はずだ)。

 指揮はレヴァイン。オーケストラはメトロポリタン歌劇場管弦楽団。

 1991年のライヴ映像である。グラモフォン。

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  わざわざ買ったのに……
 ところで、バラの横で風にゆらぐホルジューム・ジュバタムの穂を撮ったこの写真を先日のブログでも載せた。

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 昨日、家の近所で My Garden と同じように、ホルジューム・シュバタムの小群生がゆ~らゆらと美しい曲線を描きながら振り子運動をしている光景を見かけた。

 が、それはどこかの家のガーデンではなく、生粋の空き地だった。
 伸び放題のさまざまな嫌われものの草たちと一緒に、そいつは育っていた。つまり世間で雑草と呼ばれるものである。

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 私はショックのあまり舌の力が抜け、その舌はだらしなく喉の奥へと滑り落ちそうになり、あやうく息が詰まるところだった。だって、私はこれをサカタのタネにわざわざ注文して買ったのだ。
 なのに野生化して、誰も家を建てない分譲区画に当たり前のように繁茂しているのだ。ショックを受けない方がおかしい。

 いや、あれは雑草ではなく、野草と位置付けることにしよう。
 雑草に金を出して買う人はいないが、野草なら金を出して買う人も少なくないのだから。

 でも、なぜ観賞用イネ科植物がこんなふうに生えているのか不思議でならない。
 わが家の庭から種が飛んできたのか?
 いや、それには離れすぎている。

 そしてまた、心無い人がわが庭を見て逆に「あら雑草がゆらゆらしているわ。お手入れがなってないのね」なんて思われているかもしれないと、急に心配になって来た。