オープンガーデンのような……先日、江別市の東野幌にある園芸店に行って来た。
園芸店といっても、元に何があったかわからないが、山林を一部切り拓いたような場所。この店を開くためにそうしたのかと思いきや、レンガ造りの古い煙突が残ってたりして、むかし誰かがこの場所に住んでいたか、何か-炭焼きとか-に利用していたようにも思える。
どう考えたところで結局のところわからないわけで、たぶんこの地はむかしは山林に囲まれていて、農家と農地があったというイメージを勝手に作り上げた(ここのすぐ近くには千古園と、明治時代に北越殖民社が開墾した名残りの殖民社というバス停がある)。
あるいは、この店の経営者がかつてこの場所で農業を営んでいたのかもしれない。
販売している苗類はホームセンターなどで売っているものとは一味違う傾向。珍しいものもある。マニアにはたまらないに違いない。私が宿根草マニアじゃなくてよかった。
そしてまた、敷地内にはもともと売り物だった苗が地植えされその地にすっかりなじんでいるようなものと、もともとこの地に自生していたのではないかと思うものが混在している。この場所自体は違うと思うが、すぐそばまで野幌原始林が迫っているのだ。野草の種類が豊富なのは不思議ではない。
鉢に植えられて置かれているものの中には、年季が入っているうえに値札が付いていないものがいくつもあって、売り物なのか店で育てているのか、あるいは放置されているのかわからないものもある。
住所は東野幌144。道道江別恵庭線と白樺通りが交わる丁字路の一角。
野幌方面から来ると、丁字路の少し手前に駐車場の入り口がある。
その名も“庭の花”。
“庭の花”という名前があまりに素朴だが、上に書いたように、苗とガーデングッズを販売している店であると同時に、観賞用ミニガーデンという感じでもある。
駐車場は草地
駐車場はレジのある建物の裏手となるが、3台分以外はクローバーが密生している草地。その駐車場から店舗までがちょっとした散策路になっており、花々が出迎えてくれる。
苗やガーデングッズを求める人はもちろん、庭の写真を撮っている人も少なからずいた(その中には私も含まれる)。ふつうの園芸店ではあまり見かけない光景。私も最初は遠慮しながら撮影していたが、そのうちすっかり観光客的に撮影。
売られている苗類の様子(一部です)と客にまったく動じないアンニュイな感じのネコ。
こちらは、もともと自生していたと思われるイタドリ(右側のギボウシは植えられたものが野生化したのだろう)と日本ランの一種。
これがレンガの煙突。そして、やはりもともと自生していた、もしくは植えられて大きくなった木の花。
売り物なのかどうか不明だったサボテン。
この蝶(クジャクチョウ)は、蛾のようでむかしから嫌いである。
もっとも、私が好きな蝶なんてない。もっといえば、好きな昆虫はいない。
シューマン(Robert [Alexander] Schumann 1810-56)のピアノ曲「蝶々(Papillons)」Op.2(1829-31)。
法律なんてやってらんねー
作品番号を見ておわかりのように、シューマンの最初期の作品。Op.1は「アベッグ変奏曲」であり、法律を学ぶことがすっかりいやになり、ピアニストとして活動を始めたころの作品。
ジャン・パウルの「生意気盛り」という未完の小説にある仮面舞踏会の様子が書かれた部分を読んで着想したといわれる。
ジャン・パウルといえば「巨人」を読んで作曲されたのが、マーラーの交響曲第1番である。
序奏とシューマン自身が付けた標題を持つ12曲からなる。
ビレットのピアノで。
2013年録音。IBA(ナクソス)。
こちら名古屋は、昨日ついに梅雨入りしてしまった……















あれは蛾です。私の分類上は。