CouperinOrdreCompBaumont  なんでああいう針路に?
 昨日の朝、まだ5時半ころのこと。

 外でバンッという音がした。それほど大きな音ではなかったが、部屋の中までしっかりと聞こえる音だ。

 窓から見ると、車が交差点の角のガードレールにぶつかっていた。
 右折し損ない、車から見て右前方のこのガードレールに正面から突っ込んだのだ。
 し損なったにしては、全然曲がっていないっていうことになるが……

 運転席から下りてきたのは、女性だった。はっきりとはわからないがそれほど若くはないようだ。

 はずれかかったバンパーやあたりに散らかった破片を見ていたが、車が2車線のうち1車線ふさいでいたのでよけるためだろう。
 すぐにまた運転席に乗り込み、バックして本来行きたかった方向に車を向け歩道側に寄せて停まる、かと思ったら、そのまま走り去った。


 この女、きっと片づけごとができないタチなのだろう。

 やや離れたところでバイクを停め一部始終を見ていた新聞配達のおじさんも、唖然としていた(ような気がする)。

  てなわけで……

 クープラン(Francois Couperin 1668-1733 フランス)の「第10組曲(Ordre No.10)」。
 1717年出版の「クラヴサン曲集第2巻(Pieces de clavecin second livre)」に含まれる。


 「第10組曲」は、


 1. 凱旋~戦いの響き/勝利者の狂喜/ファンファーレ
 2. メザンジェール
 3. ガブリエル
 4. ノワンテール
 5. すばしこい女
 6. アマゾン
 7. バガテル


の7曲からなる。


 もちろん、今日この曲を取り上げたのは、第5曲のタイトルが、散らかすだけじゃ物足りずあっという間に姿を消したあの女を皮肉るためである。


 ボーモンのチェンバロ演奏で。

 1993年録音。ワーナー。


 けど、早朝だから良かったようなものの、通学時間帯はけっこう小学生がこの交差点の信号を渡る。
 もし信号待ちしていたら、目の前に突っ込んで来る状況になる。
 いくらそれほどスピードが出てないとはいえ、けっこうな恐怖だろう。


 ガードレールは特に変形するなどはしてないようだったが、ああいうときって特に警察に連絡しなくてもいいものなんだろうか?


  気分転換
 さて、あと味の悪い話から話題を変えよう。

 “ふつうのサクラ”はほぼ散ったが、いまは“八重桜”が真っ盛りだ。

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 この八重桜もあと数日もすれば散り、花びらが歩道や道路に散らかるだろう。

 以上、話題を変えてみた。