P1190019  16日(月)赤口
 先週の月曜日の昼はサークルKの幕の内弁当だった。

 夜は千葉課長たちと鍋料理を食べたのだが、昼に不足、というかほぼゼロの野菜をリベンジのように食べた。

  17日(火)先勝
 翌日の昼はセブンイレブンの幕の内弁当だった。

 夜は突発的な飲み会で“山ちゃん”に行くことになったが、私はホウレンソウと卵の炒め物ともやし炒めを積極的に食べた。

  18日(水)友引
 昼は珍しく外食。
 これまたある事情があって、山本屋に味噌煮込みうどんを食べに行ったのだった。

 味噌煮込みうどんは高い。
 高いがこれは私の好物である。好物であるが高いので、こちらに赴任して来てから食べたのはこの日でようやく2回目。野菜としてはネギを摂取。
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 夜は会合があり外で食事。あまり野菜は摂取できなかった。

  19日(木)先負
 昼はサークルKの幕の内弁当。

 これまでに見たことがない幕の内があったのでそれを買ったのだが、食べるときによく見ると、あらあらファミリーマートのマークが(写真)。
 サークルKがファミマに統合されるのをご存じの方も多いと思うが、弁当もこうなってしまったのね。あの398円の定番幕の内は姿を消すのだろうか?

 でも、この幕の内、なかなか幕の内弁当らしくて私はちょっぴり気に入った。しかし、問題はhottomottoの日替わり弁当よりも高いことである(にしても、日替わりメニューをホットなタイミングでもっと短いスパンで全面リニューアルしてくれないものだろうか?)。

 夜は千葉課長と三城係長と、これまたある事情があって食事。
 居酒屋というとちょっと失礼にあたる料理屋。
 アボカドのチーズはさみ揚げで野菜を摂取したこととみなす。

 千葉課長と三城係長と私との無気力な協議の結果、土日など家で過ごす時にはコンビニやスーパーの総菜や弁当を食べずに自分で料理を作ってバランスを保ちましょうということで合意した。だが、三城係長の合意は表面上の意思表示にすぎない。だって、彼は単身赴任じゃないもの……

 実際、昼はコンビニ弁当のことが多い千葉課長は、単身生活が長いこともあって、すでにコンビニ弁当に飽きているという。そりゃそうだろう。1年しか経っていない私だって飽きてきているのだ。だから千葉課長は私の5倍は飽きていることになる。

P1210022  20日(金)仏滅
 昼はセブンイレブンの廉価版(398円)の方の幕の内(火曜日に食べたのは500円。でも、この398弁当、ネット上では東海地区が販売エリアになっていないのはなぜだろう?)。
 この弁当は、女性向けってことでもないのだろうが、量も少なめ。
 帯広時代にもときおり買って食べたのと同じものだ。どこに行っても同じ弁当を食べるっていうのもどうかねぇ……と、自分を戒めながら食べた。

 夜は自室でレタスをかじった。

  21日(土)大安
 朝のうちに買い物に。
 ただ大安のこの日は、夕方に妻から食料援助物資が届く予定だったので、食品は買わずほとんど運動がてらスーパーに行って帰って来ただけの放浪、いや、散歩(ふつうの日本語なら“散歩がてらの〇〇”となるのだろうが、私の場合は散歩がメインなのだ。なお、援助物資は無事届いた。角煮やシチューやホウレンソウのおひたしなどを冷凍したものだ。持つべきものは援助者である)。

 途中にあったマンションのエントランスの植栽。
 木の名前はわからないが、ツヤツヤと緑に輝く葉を持ったものと、小学生のときにしつこく歌わされた「まっかな秋」を思わず口ずさんでしまいそうな、真っ赤に染まった木。その2つのコントラストが、お造り舟盛りに添付された海藻サラダのように美しかった。

 おや?歩道沿いの50cmくらいの高さに整えられた並木の上になにやら青いものが……

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 金めのものかもしれないと近寄ってみると、整形手術に失敗したようなきかんしゃトーマスの顔が。

 推察するに、誰かが落としていていったこの帽子を、親切なおばちゃんが持ち主が捜しに戻って来たときにわかりやすいようにとこの上に置いたのだろう。
 捜しに来た子は、歩道に落としたに違いないとずっと足元ばかりを捜していたので、これを見落として通り過ぎてしまった。こうして何日かたって、夜露でべちょっとなり、毛糸の張りもなくなってしまったのだ、きっと。

 トーマスを失った少年は、失った悲しみと親からの叱責による悲しみで、毎夜夜露を出しているに違いない(←涙です。他意はありません)。

StravinskySrtBoulez  スペルはどちらもThomasです
 ってなことで、「ディラン・トマスの思い出に(In Memoriam Dylan Thomas)」(1954)。

 ストラヴィンスキー(Igor Stravinsky 1882-1971 ロシア→アメリカ)が書いた歌曲で、テノールの独唱に伴奏は2ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、4トロンボーン。

 ディラン・トマスというのはきかんしゃトーマスのフルネームではなく、イギリスの詩人(1914-53)。

 ストラヴィンスキーはトマスの詩を歌詞としたこの曲を書き、追悼したのであった。

 ティアーのテノール、アンサンブル・アンテルコンタンポランによる演奏を。

 1980年録音。グラモフォン。

Graham005

 ちなみに写真のこのバラの名は“グラハム・トーマス”。D.オースティンが作出したイングリッシュ・ローズのなかでも高い人気がある品種である。

 そしてこの日の午後、私は大安にもかかわらず怪しさ満点の電話を受けることになったワケだ。
 吉日じゃない大安っていう日もあるのだろうか?