これは協奏曲ジャンルの吹雪じゃ!
今年亡くなった音楽家特集(ってもんじゃ全然ないけど)。
早いもので今日で最終回。器楽奏者編である。
知らない人も多いかもしれないが、オルガン奏者のアンドレ・イゾワールとチェンバロ奏者のユゲット・ドレフュスが亡くなっている。どちらも私がクラシック音楽を聴き始めた初期のころに、その演奏をエアチェックで親しんだ奏者だが、いまディスクは1枚も持っていない。
多くの人が知っているピアニストの中村紘子が亡くなったのは7月。ピアニストではハンガリーのゾルターン・コチシュが先月亡くなっている。
管楽器ではフルートのオーレル・ニコレが90歳で他界。
ニコレの演奏で、C.P.E.バッハ(Carl Philipp Emanuel Bach 1714-88 ドイツ)のフルート協奏曲を。
ここで取り上げるポーポーちゃんっぽい鳥が写っているCDには、以下の4曲のコンチェルトが収められている。
オーケストラはジンマン指揮のオランダ室内管弦楽団。
・ イ短調Wq.166,H.431(1750)
・ 変ロ長調Wq.167,H.435(1751)
・ イ長調Wq,168,H.438(1753)
・ ト長調Wq.169,H.445(1755)
J.S.バッハの次男・エマヌエルの父親とは違った自由奔放な音楽を、ニコレもまた生き生きと演奏している(ちょっとカチっとしすぎている感もあるが)。
1977年録音。フィリップス。
他に、ホリガーの独奏によるオーボエ協奏曲(2曲)ほかも収録されている。
ところで久々に買った“レコード芸術”だが、P.ヤルヴィの写真を見てプーチンの顔が重なり、佐渡裕の写真では安倍晋三の頬がオーバーラップしてしまった。
そういうのって、私固有のことなんだろうか?
会社の大掃除をさぼって早退した罰か?
さて、正月休みになり私も昨日北海道へ戻った。
が、まったく順調とは言えない旅となった。
名鉄名古屋駅で、中部セントレア空港行きのミュースカイに乗る前に名鉄百貨店地下で赤福を買い、それもたまには向かいの家のおばさんにも笑顔生活をおくってもらおうと、1年の感謝を込めおばさんの分の赤福も買ったのだが、ミュースカイが発車してほどなくしてANAからメールが入り、私の乗る便は使用機到着遅れのため95分出発が遅れるという、まったくもっていただけない現実をたたきつけられた。
その前の便も60分遅れていて、私がセントレアに到着したときはまだ十分間に合うタイミング。
これが出張だったらこの便に変更しちゃうところだか、今回は正月帰省のプライベート。変更不可の早割チケットなのだ(とはいえ往復で5万円以上)。
もうどうしようもない。だいいち、年末でその便にも空きがなかったし。
で、保安検査場横の売店でJAあいち知多製の、いかにも素材には間違いがないと思われる483円の唐揚げ弁当を買い、待合室でたっぷり時間をかけて食べた。
それにしても、おばさんに今日のうちに出来立ての赤福をお届けできるだろうかと、そのことが気がかりだ。ふだんしないことをして、自ら悩みのタネを作ってしまったことになる。私には課題解決能力がある方だと思っていたが、課題生成能力も備えているようだ。
そんなこんなして、あと1時間15分で出発という時間になった。
意外と時間が経つのが速かったなぁと思ったそのとき、さらに1時間出発が遅れるという宣告がアナウンスされた。
今日のうちにおばさんに赤福を渡すのは絶望的になった。
なんでも午前中の千歳空港の天気が悪く、その余波で遅延が発生したらしい。やれやれだ。まあ、空港で3泊した人のことを思えば、こんなの屁のカッパだが。って、屁のカッパって変な日本語だ。
けさの北海道新聞によると、
新千歳空港では29日、午前の降雪で滑走路を除雪したほか、滑走路のアスファルトが縦20センチ、横80センチにわたってはがれているのが見つかり、2本の滑走路のうち破損した1本を補修のため約1時間半閉鎖。ダイヤは大幅に乱れた。
んだそうだ。
だよな。
ただの除雪の遅れにしては、なんとなく納得がいかない感じだったもの。
管制規制で欠航しますという理由で、ジェットスターのお客様は絶望の底に叩き落されていたし……(この日北海道に戻っただろう千葉課長は何時の便に乗ったのだろうか?)
にしても、早くも正月明けにUターンする日の天候を心配しているところだ。このように私は常に先を見据えているのである。
2016年のわが家でリタイヤしたものたち
今年のわが家は、いろんなものが寿命を迎えた。
完全停止する前にと、暖房と給湯のボイラーを交換した。その際に給湯ボイラーのリモコンが異常をきたすというおまけがついてしまった。
つい最近では、まだ今シーズンは大丈夫と思っていたスタッドレスタイヤを買い替えた。
妻が、運転していてあまりに滑るというからだ。
ヨコハマの ice GUARD5 PLUSにした。
アウトサイドとインサイドの装着の指定があり、こういうのってなんかとってもよくききそうな感じがする。
わが家の車はB4だが、205/60 R16というタイヤサイズ。
このサイズだと、いちばん評判の良いブリザックだとひどく高くなる。
でも、このヨコハマの新製品はなんとなくすごく良いタイヤのような気がして満足である。
つい最近では炊飯器が壊れた。
しゃもじを買い替えたばかりなのに、本体がイッテしまった。
なんとなくしゃくに障ったので、同じメーカーではなく、パナソニック製のものにした。
浴室のブラインドも何か所か糸が切れてしまい限界に達していた。
窓自体はすりガラスだが、場合によっては私の美しい裸体のシルエットが外からわかってしまう。
そこでハウスメーカーの専用サイトで同じサイズのブラインドを購入。自分で付け替えた。
元のねじ穴が広がっていて、付属のねじがきかずちょっと苦労したが、取り付け出張サービスに出費することなく済んだ。
来年はそろそろIHクッキングヒーターあたりが力尽きるのではないかと、いまから心配である。
でも、こういうのは初めて遭遇するケースでした。