Strauss Family2  そんな今日は、火曜日
 土曜日。

 私は本を買いにスーパーの中にある書店へ向かった。

 その途中、私の後ろから小学校高学年と思われる男の子が自転車で私を抜いていった。
 彼の後ろに連なって、さらに小学校低学年と思われる男の子が、やはり自転車で私を抜いていった。

 なぜ彼らが私を抜いていったかというと、私が小学生がこぐ自転車になんか負けまいとばかり高速歩行していたわけではないからである(ただし、先日通勤途中でふつうに歩いているとき、私はヘニャラヘリャラとジョギングしていたおじいさんを抜いた。失礼ながら)。

 2人は兄弟と推察された。少なくとも姉妹でなかったことは間違いない。

 そして2人は会話をしていた。
 私の経験からすると、自転車で走行中に前後で会話するのはけっこう聞き取りにくい。

 何かの話の流れで兄が顔を前に受けたままで言った。何と言ったか聞き取れなかった。
 私が聞きとれないのだから、弟も聞き取れないに決まっている。決めつける根拠はないが……

 でも、その通りだった。
 弟は前を走る兄に向って言った。

 「火曜日に言えって?」

 兄は振り返って答えた(明らかにわき見運転だ)。

 「ばか!違う!早く言えって言ったんだ」

 それだけの話である。でも、その聞き間違えに私は心温まった。
 が、心温まったのも束の間、書店には求めていた雑誌はなかった。

  マーラーの後任としても活躍
 ヘルメスベルガー2世(Joseph Hellmesberger Jr. 1855-1907 オーストリア)の「愉快な兄弟の行進曲(Fidele Bruder March)」。
 喜歌劇「すみれ娘(Das Veilchenmadel)」の中の1曲。

 ヘルメスベルガーはヴァイオリニスト、指揮者、そして作曲家として活躍した人物。
 ヴァイオリンではエネスコやクライスラーを指導し、指揮者としては1901年から1903年まで、マーラーの後任としてウィーン・フィルの常任指揮者を務めた。
 作曲家としては、ここ20年ほどの間で彼の小品がニュー・イヤー・コンサートで取り上げられるようになってきている。

 この行進曲、ただの能天気な音楽ではなく、ちょっぴりテクニシャンって感じ。
 どういうところがと問われると、うまく言えないけど。

 J.ジョージアデス指揮パルドゥビツェ・チェコ室内フィルハーモニー管弦楽団の演奏で。

 2014年録音。MARCOPOLO。

 なお、ヘルメスベルガーは女性問題のスキャンダルによって表舞台から姿を消し、そのまま死去した。


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  ウチでは咲かせたくても咲いてくれないのに
 買い物帰りにあるお店屋さんの前に無造作に置かれていた(放置といっても過言ではない)アロエの鉢。
 放置されているのに(放置されて生育環境が悪いからこそ?)つぼみを持っている。

 やはりサボテンや多肉植物を開花させたいなら、いじめるに限るのだ。
 もっともアロエの花は決して美しいものではないが……

 なお、1月4日まで、下田市ではアロエの花まつりが開催されているそうだ。
 500mの遊歩道に3万株のアロエの花が咲き乱れているらしい。
 下田市が名古屋市からどのくらいのところにあるのか、よくわからんけど。

 そんな私は、また凝りもせずにアボカドのタネを水に浸し、水栽培にトライしている。

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 美しい八角形の瓶(佐藤水産の鮭フレークの瓶だと思う)のなかで、根が伸びつつある。