MusicBeeLibrary  目覚めて最初にすることは……
 MusicBeeでCDの音源をPCに取り込んでいることはけっこう前に書いたが、書いたのがけっこう前なのでだいぶ作業が進んだんだろうと思うあなたは人を疑うことを知らない鴨のような人である。現実はそううまく事は運ばなく、なかなか忙しくて進んでいない。

 私は公私ともに忙しいのだ。特に“私”が。
 ブログの記事を書くのだって、好きだからこそやっているし、優先的にやりたい。そのせいでしばしばトイレ掃除が後回しになる。
 

 だが朝、目覚めの一服よりもまずはMUUSANのブログを読みたいという熱心な読者の方も中にはわずかにいらっしゃるだろうから(たぶん非喫煙者だ)、その人の期待に応え1日の活力と憂うつを与えるために、私も目覚めの一服の前に、かつ、目覚めの本日第1回目のお小水のあとに記事を更新するように心がけている(ときどき秘技・予約投稿でズルをしちゃうけど)。

 ただ、最近は私の周りが平穏なのか、あるいは年とともに私の感受性が鈍くなっているのかわからないが、あまり刺激的で話題沸騰のような出来事が起こらない-少なくとも私には、見る物すべてが新鮮だった3歳児のころに比べ、いまは実感がない-のが、調子よくすらすらと文を書き進める障害になっているのは事実だ。

CdriveBeeFile  できちゃったの。Cで
 ところでMusicBeeでリッピングをする際、保存先フォルダとして私は“インボックスに追加”ではなく“ライブラリに追加”を選択し、直接外付けハードディスクに取り込んでいる。

 が、そう設定してもCドライブの“マイミュージック”の中にもフォルダが生成される(“Music Bee FLAC Source”というのは私が作ったフォルダ。当初はここにリッピングした音源ファイルを取り込もうと思ったのだ)。

 それはポッドキャストとプレイリストという、私にはさして用のないものだと思われるのだが、必ずできちゃうのなら、いっそのことこれもハードディスク上に置いておきたい。


 そこで設定を変えてみたのだが、私の努力、意気込み、成功体験はむなしいものに終わった。
 つまり努力は報われず、意気込みは打破され、成功は体験できなかった。

 でも、いつかは強制移住させてやりたいと思っている(ソフトの仕様上可能なら)。
 なお、Cドライブのマイミュージックには“Artist Pictures”というフォルダも自動生成される。

 画面写真にあるこのフォルダの中に存在するファイルは、たとえばフィールドの項目を修正したり、そのトラックを再生した場合に日付が更新される。

 ただ、フィールドの内容を修正したら元のライブラリの音源ファイルも日時が更新されそうなものだが、なぜか変わらない。その点について、私は2分ほど考えたがさっぱりわからなかった。

  アルファベットに意味付けはないが
 ところで、リッピングにあたってその後改善した点を。


 それは“ジャンル”である。


MusicBee_abcd 私は作品のジャンルを便宜上、交響曲/管弦楽曲/協奏曲/室内楽曲/器楽曲/声楽曲/オペラ/音楽史/現代曲/吹奏楽に区分した。
 MusicBeeの左サイドバーでもこのジャンル順に並んでほしいのだが、そこは念力が通用するわけでもなく、そうはならない。
 その列は分裂気味だ。

 そこで、a交響曲/b管弦楽曲/c協奏曲/d室内楽曲/e器楽曲/f声楽曲/gオペラ/h音楽史/i現代曲/j吹奏楽とアルファベットを付し、この順に表示されるようにした。

 アルファベットが邪魔なのは間違いないが、自分の望み通り並べさせるにはこれしか思いつかなかった。
 望みどおりの行儀の良い配列になった状態が3枚目の画面写真である。

DeutschenMarsche  列にちなんで
 シェルツァーの(A.Scherzer 1815-64 ドイツ)の「バイエルン分列行進曲(Bayerischer Defiliemarsch)」(1850)。

 世の中にどのくらいの数の実用音楽としての(つまり軍隊で使うための)行進曲があるのかわからないし、そのなかでCD化される楽曲は全体のほんのわずかだろう。
 録音があったとしても、それを耳にする機会があるかどうかもわからない。

 「バイエルン分列行進曲」を私が知ったのも偶然。
 むか~しむかし、1977年のことだ。

 この年の4月29日。つまり祝日。
 月曜から金曜の13時からのNHK-FMの番組は“ホームコンサート”。この日の放送内容は行進曲特集だった。
 それをエアチェック。
 そこに「バイエルン分列行進曲」も入っていた。

 こういう楽曲は基本的に耳に心地よい。それを繰り返して聴いているうちに好きになってしまう。
 まぁ、学校で隣の席の女の子になぜか心惹かれていくのに似ている。

 あまり有名でないがこの日放送された行進曲に、ヴィヴィアン・ダンの「マウントバッテン行進曲」とかガンヌの「ロレーヌ行進曲」、ゾンタークの「ニーベルング行進曲」なんかがあった(サン=サーンスの「戴冠式行進曲」もそう)。

 だが、こういう曲はなかなかCDを探すのが難しい。
 エアチェックしたカセットテープを処分したあと、多くの年輪を重ね、私がこの曲のCDを見つけ再会したのは2004年のことだった。

 演奏はヴィルヘルム・シュテファン大佐指揮のドイツ連邦軍司令部軍楽隊である。
 録音は1958~60年頃と、これまたこういう曲にありがちで、古い(軍隊の再編とかで、曲そのものがその後お蔵入りになってしまうのかもしれない)。
 そしてまた、クラーヴェルト&ハッケンベルガー編となっている。

 フィリップス。

 なお、1977年にエアチェックしたときの演奏はローベルト・シュトルツ指揮の“吹奏楽団”というもの(つまり演奏団体の身元が明らかになっていない)。つまり、別演奏の録音もこの曲には存在したということだ。

 そうそう、シェルツァーはバイエルン王国歩兵10連隊軍楽隊長だった人である。

 ところで、何か知らんが夜中に何度も目が覚める。
 トイレに行きたいとかじゃなくて、なぜか目が覚める。
 まいったなぁ。