ScaelattiAMadrigali  気まぐれなナイゾー君
 ノートパソコンの内蔵DVD/CDドライブ(俗称「ナイゾー君」)のお調子が悪くなり、やむなく外付けのドライブを購入したことはすでに報告したが、この外付けちゃん(愛称「うすうすホワイト」)は問題なく動いてくれている。
 問題ないどころか、ナイゾー君より仕事が速い

 一方Eドライブに割り当てられているナイゾー君はというと、“コンピュータ”でこのドライブのアイコンをクリックするとまったく何事もなかったかのように正しくトレイが開いたりもするし、死んだシジミのように開かなかったりもする。

 もしかして機械的に調子が悪いのではなく、精神的に私をおちょくっているのではないかと疑いたくなってしまうほどだ。


 しかし、先日ナイゾー君をまったくおよびとしていないインターネットの閲覧中にカタ、カサコソ、カタ、ヒュンと音がした。
 止まった心臓が不規則に動き出したような、あるいはパソコンの中に得体の知れない昆虫が入り込んで散歩しているような音だが、やっぱりそうではなくてナイゾーの野郎が気まぐれに動こうとしたに違いない。


 こういう経験は初めてだ。

 私は思わず、とってもエッチなDVDを入れたままにしちゃったのだろうか?だから悶えはじめたのだろうか?と焦る必要もないのに内臓、とりわけ心臓がドキドキしたほどだ。

 つまり結論を言うと、やっぱりそうだったのだ。

 いやだから、すっごくいやらしいDVDを取り出し忘れたのではなく、このナイゾー君が狂っているということである。


CDdrive2  かたくななミツバチちゃん
 「うすうすホワイト」を接続してCDリッピングのために Music Bee を起動する。

 その場合、“編集”→“CDの取り込み”でCDドライブを指定するのだが、何度「うすうすホワイト」のF:に変更し設定を保存しても、次のCDを取り込む時にはナイゾー君のE:に戻ってしまう。もしここに平瀬さんがいたら、どーしようもないオヤジ特有のだじゃれを一発かますだろう。「イーかげんなやつ」って……

 ただそれを無視して(平瀬さんのことではなく)、F:である「うすうすホワイト」にCDを入れると、取り込み画面ではF:に勝手に、いやちゃんと変わる。予告をひるがえしてF:から取り込むのだ。だから問題はないのだが、でも、どーも気に食わない。

 ましてや今回のように眠っているはずのナイゾー君が目を覚ましそうな音を発すると、なおさら精神衛生上よくない。

  ナイゾー君はもう居ナイゾー

 そこでいっそのこと内蔵ドライブの存在そのものを消すことにした。ナイゾー君と絶交である。


 その方法についてはご存じかもしれないが、一応ご紹介しておく。

 ・コントロールパネルを起動し、[システムとセキュリティ]をクリック
 ・([システム]の)[デバイスマネージャー]をクリック
 ・[DVD/CDドライブ]の“ ▻ ”をクリック
 ・表示される内蔵DVD/CDドライブの名前を右クリック
 ・[プロパティ]をクリック
 ・[ドライバー]をクリックし、[無効]をクリック→“Y”


 これで内蔵ドライブは無効化される。

 無効化することによって、Music Bee でリッピングするときも、最初から対象が外付けドライブ(わが家なら「うすうすホワイト」)で表示される。これって、とっても気持ちがすっきりする。ドライブ名はE:になった。

 なお、私のような境遇で内蔵ドライブを使う必要がないならずっと無効にしたままで構わない(友好回復したいなら、上の手順の最後で[有効]を選べばよい)。

 でも、私はなんとなくナイゾー君がかわいそうな気がして、リッピング作業が終わったあとはE:ドライブを有効に戻している。
 もっと頻繁に虫の足音みたいなのを発するようになれば、無効のままずっと存在を消してやろうと考えている。


 じゃあ今日のところは、A.スカルラッティ(Alessandro Scarlatti 1660-1725 イタリア)の無伴奏5声のマドリガル「私の心臓よ衰えないで(Cor mio,deh non languire)」を。

 ルーリー指揮コンソート・オブ・ミュージックが演奏したCDを。

 1986年録音。ドイツ・ハルモイア・ムンディ。

 最後に申し上げよう。

 私はかなりエッチなDVDなど持ってはいない。
 そんなもの観ない。ネットで観れるもの……
 
 どーでもいい話だけど、かっぱえびえんって久々に食べたけどおいしいな。
 買ったんじゃなくて、ファミマのくじで当たったんだけど……