485系北海道上陸

 北海道にL特急(運行本数が多い特急の愛称)が登場したのは1975年のこと(3月のダイヤ改正時ではなく7月だったははず)。

 電車による運行の特急はたぶん北海道では初めてで、そのために本州で使われていた485系電車が寒冷地仕様に直されて、鳴り物入りで投入された。

 区間は札幌⇔旭川。
 北海道の最大の都市と2番目の都市を結ぶもので、それまでは電車(711系)による急行“かむい”が主役だった。

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 どうでもいいが(内心は割り切れてないけど)、4枚目の写真の右端に写っている男性がぶら下げている紙袋。むかしよく見かけたと思うのだが、いったいどこの店のものだっただろう?
 
 L特急の名は“いしかり”。

 鉄道雑誌などでしか目にすることがなかったこの485系の車両を初めて札幌駅で実際に見たときには、抱きつきたくなったものだ(現実には寄りかかるのがせいぜい)。

  顔も大切だが、問題は車体の下部
 ところがこの特急、冬になるとトラブル頻発運休続き。

 駅員がほうきで雪を落としたところでライトはよみがえるが、根本的な解決にはならない。
 北海道の寒さと舞い上がる粉雪は、たとえ寒冷地対策を施したとはいえ本州生まれの車両に対し牙をむきっぱなしだったのだ。

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 それでもなんとかがんばり続け、1978年にはこのようなトレインマークをつけて走った。


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 青いナメクジではない。
 これは石狩川をモチーフにしているのである。

 どうでもいいが、5番ホームでうつむいているお姉さん。いったい何があったのだろう?今になって、ずいぶん気になってしまう。


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 とはいえ、こんなにトラブルが多発していては商売にならんということで、“いしかり”をだましだまし走らせている間に北海道オリジナルの電車が開発された。

 それが781系である。
 781系については、また今度。

  氷結しちゃうんです
 シューベルト(Franz Peter Schubert 1797-1828 オーストリア)の歌曲集「冬の旅(Die Winterreise)」D.911,Op.89(1827)。


 詩はミュラー。2部24曲からなる(第1~12曲:第1部,第13~24曲:第2部)が、1部と2部は通しで演奏される。


 失恋した若い男が街から出てさすらいの旅をするという、暗く重い内容である。


  1. おやすみ
  2. 風見
  3. 凍った涙
  4. 氷結
  5. 菩提樹
  6. 雪どけの水流
  7. 川の上で
  8. かえりみて
  9. 鬼火
 10. 休息
 11. 春の夢
 12. 孤独
 13. 郵便馬車
 14. 白い頭
 15. 鴉
 16. 最後の希望
 17. 村にて
 18. 嵐の朝
 19. まぼろし
 20. 道しるべ
 21. 宿屋
 22. 勇気を!
 23. 幻日
 24. ライアー廻し

Schubert Winter  私が持っているCDはむかしも今もプライのバリトン、サバリッシュ(って、鯖りっしゅって変換されるのね。)のピアノの演奏、それ1枚。


 1971年録音。フィリップス。