JanacekSQ1  404急増中
 グーグルからお知らせメールが来た。

 私のこのブログで、404エラーが急増しているといるが大丈夫か、という親切な私個人に宛てられたお手紙だ。


 404(見つかりません)エラーを返す URL の数が著しく増加したことが Googlebot で検出されました。これはサービスの停止や設定エラーを示している可能性があり、その場合にはユーザーの利便性が低下していることになります。結果として、こうした URL は Google 検索結果には表示されなくなります。該当する URL が完全に存在していない場合は、特に何かしていただく必要はありません。


 メールに従って、グーグル・サーチ・コンソールの画面を開き、“クロールエラー”を確認。

 その画面を見ると、“見つからなかった”URLが100近くリスト化されている。
 カテゴリーらしきもの、タグらしきもの、長々とした%がやたら多いさっぱりわからないものがある。

 エラーが集中しているのは今月の12日から13日。
 この直前にアップした記事の中に、見つからない先をリンクした箇所があるようだ。

  この混乱の原因は?
 だが、実際に12日より少し前の記事から、1つ1つリンク部分をクリックしたが、見つからないサイトはなかった。

 グーグル・サーチ・コンソールの画面では解決するための方策が書かれているが、その説明が専門的というか業界用語的というか日常日本語的でないというか、わかりにくい。行く先々で新たな疑問が生じるが、その生じた疑問が自分でもよくわからない。
 何かする必要があるような気がするものの、何かしていただこうにもいただけないのが実態。

 結果、原因はなんだったかわからないということに落ち着かせた。

 もしかすると9月2日の記事でリンクを貼ったYAHOO!のニュース記事が、すでになくなっているので、そのせいかもしれない。が、リストアップさせていた長い暗号のようなURLを見ると、そんな単純なことじゃないような気がする。

 ヤナーチェク(Leos Janacek 1854-1928)の弦楽四重奏曲第2番ないしょの手紙(Listy duverne)」(1928)。

 村上春樹が「1Q84」でヤナーチェクの「シンフォニエッタ」を取り上げたことで、一時期プチブームになったような雰囲気になったが、その後はまたいつもの存在になっている。

 ヤナーチェクの音楽は独特だ。
 いや、どの作曲家にも個性っていうのがあるが、あまりに個性的だ。
 これがはまる人にははまる。麻薬的に。
 私もちょっとひねくれた気分になりたいときは、ヤナーチェクを選んだりする。

 この弦楽四重奏曲のタイトルは作曲者自身がつけたものだが、彼は一方的の惚れてしまった40歳年下の女性と文通を続けていた。すなわち「ないしょの手紙」というのはラブレターのことで、作品をこう名付けることで、オレはあの女とこんなに親しいんだぜ、ということをほのめかしたかったようだ(作品の詳細はこちら)。

 私が持っているのはヤナーチェク四重奏団による演奏のCD。

 1963年録音。スプラフォン。

 なお、彼の弦楽四重奏曲第1番には「クロイツェル・ソナタ」というタイトルがついている。
 これは、L.トルストイの「クロイツェル・ソナタ」に触発されて書いたもので、ベートーヴェンのヴァイウオリン・ソナタ第9番「クロイツェル」とは関係ない(ベートーヴェンの「クロイツェル」というのは献呈者のR.クロイツェルからついた通称。トルストイの「クロイツェル・ソナタ」は、ベートーヴェンのソナタにちなんで書かれた小説で、主人公の妻の浮気相手がヴァイオリンで……って、この記事を読みゃあわかるか)。

 昨日乗った飛行機は強い向かい風のために、20分遅れでセントレアに着陸。
 いつも私には逆風が吹いている……