IMGP1133  なぜギタをキと読み間違えるんだか
 何日か前に、タワーレコードからメールが入っていた。

 そのタイトルを最初に目にしたとき、私は“復帰が待ち望まれたキリスト”と読んでしまった。

 「復活祭オラトリオ」の新盤が出たから好評予約受付中だというご案内かと思いきや、それに続いて村治佳織とある。

 きちんと読むと、“復帰が待ち望まれたギタリスト・村治佳織が5年振りに新作を発表!『ラプソディー・ジャパン』”だった。

 ギタリストをキリストと読み違えるなんて、私もモウロクしたものだ。
 キリストは復帰しないし……

 キリストといえば、先日BookLive! でドストエフスキーの「キリストのヨルカに召された少年」(神西清訳)を購入した。
 購入したといってもタダ。青空文庫の1冊だが、このシリーズは代金ゼロなのである。
 ラインナップは短編が主体だが、エッセイもあり、古典文学を財布のことを気にせず読めるのがうれしい。
 専用端末(Ledio)がなくても、パソコンやアンドロイドなどでもダウンロードして読める。

 で、この物語。
 おじさんはウルウルした。
 児童向けのお話のようだが、な、な、なんてかわいそうな少年なんだろう!

  ROICE'に、なぜかギターが
 ということで、いったん話は変わる。

 秋分の日に札幌の隣町・当別町に行ってきた。
 どうしてもあのソバを食べてみたいからである。

 当別の町境に入ったとき、まだ昼食時間には早かった。
 なので、ROYCE' の工場に寄ってみた。
 この町の太美(ふとみ)という地域(住所はビトエ)にROYCE' の工場があり、直売所もあるのだ。

 直売所はこじんまりしていたが、すべての商品はそろっていた(たぶん)。
 混んでいるわけではないが、失礼ながらこんな場所なのに、お客さんは途切れることなくやって来る。
 なお、この店舗ではパンは売っていなかった。

 店の中になぜかギターが飾ってあった。
 説明文を読むと、当別町には原田ギター工房っていうのがあるそうだ。
 ふるさと納税の記念品にもなっている(けど、100万円以上じゃないと選べません)。

RodrigoYamashita ほぅれ、話がギターに戻った。

 ギターというと、私の頭に真っ先に浮かぶ作曲家はロドリーゴ(Joaquin Rodrigo 1901-1999 スペイン)だ。

 ロドリーゴの作品から、今日は「祈りと踊り(Invocacion y danza)」(1961)。
 「ファリャをたたえて(Hommenaje a Manuel de Falla)」という副題をもつギター独奏曲である。

 私が持っているのは山下和仁の演奏によるCD。

 1986年録音。RCA。

 チョコを買った私たちは、あのそば屋を目指した。(続く)