
何日か前に、タワーレコードからメールが入っていた。
そのタイトルを最初に目にしたとき、私は“復帰が待ち望まれたキリスト”と読んでしまった。
「復活祭オラトリオ」の新盤が出たから好評予約受付中だというご案内かと思いきや、それに続いて村治佳織とある。
きちんと読むと、“復帰が待ち望まれたギタリスト・村治佳織が5年振りに新作を発表!『ラプソディー・ジャパン』”だった。
ギタリストをキリストと読み違えるなんて、私もモウロクしたものだ。
キリストは復帰しないし……
キリストといえば、先日BookLive! でドストエフスキーの「キリストのヨルカに召された少年」(神西清訳)を購入した。
購入したといってもタダ。青空文庫の1冊だが、このシリーズは代金ゼロなのである。
ラインナップは短編が主体だが、エッセイもあり、古典文学を財布のことを気にせず読めるのがうれしい。
専用端末(Ledio)がなくても、パソコンやアンドロイドなどでもダウンロードして読める。
で、この物語。
おじさんはウルウルした。
児童向けのお話のようだが、な、な、なんてかわいそうな少年なんだろう!
ROICE'に、なぜかギターが
ということで、いったん話は変わる。
秋分の日に札幌の隣町・当別町に行ってきた。
どうしてもあのソバを食べてみたいからである。
当別の町境に入ったとき、まだ昼食時間には早かった。
なので、ROYCE' の工場に寄ってみた。
この町の太美(ふとみ)という地域(住所はビトエ)にROYCE' の工場があり、直売所もあるのだ。
直売所はこじんまりしていたが、すべての商品はそろっていた(たぶん)。
混んでいるわけではないが、失礼ながらこんな場所なのに、お客さんは途切れることなくやって来る。
なお、この店舗ではパンは売っていなかった。
店の中になぜかギターが飾ってあった。
説明文を読むと、当別町には原田ギター工房っていうのがあるそうだ。
ふるさと納税の記念品にもなっている(けど、100万円以上じゃないと選べません)。

ギターというと、私の頭に真っ先に浮かぶ作曲家はロドリーゴ(Joaquin Rodrigo 1901-1999 スペイン)だ。
ロドリーゴの作品から、今日は「祈りと踊り(Invocacion y danza)」(1961)。
「ファリャをたたえて(Hommenaje a Manuel de Falla)」という副題をもつギター独奏曲である。
私が持っているのは山下和仁の演奏によるCD。
1986年録音。RCA。
チョコを買った私たちは、あのそば屋を目指した。(続く)