
中部セントレア空港から新千歳空港への便は、保安検査場をすり抜ける不届きな女性もいなく定刻に出発。
しかし強いジェット気流の向かい風とやらで、到着は約10分遅れた。
そのあと快速エアポートに乗ったわけだが、いつも思うのは車内の英語のアナウンスのこと。
札幌に着くとき日本語アナウンスのあとに続く、We なんとか Ningendoufu……つまり私の耳には何度聞いても「人間豆腐」と聞こえるのだ。
いったいほんとのところは、なんてしゃべってるんだろう、あの姉ちゃんは。
食物連鎖に期待
昨日はまず大まかに庭の雑草抜きをし、バラの枝の剪定した。
ご覧のようにアブラムシは憎らしくなるくらい整然と美しいとも形容しちゃいたくなる並び方でバラのエキスを吸いやがっている。
すぐにでも殺虫剤を噴霧したいところだが、そこにアブラムシの天敵であるテントウムシを発見。
噴霧作戦は延期することにした。
まずは環境にやさしい退治法。つまりテントウムシに好きなだけムシャムシャと食べてもらうのだ。
心細いのは、庭にいるアブラムシの総数に比べ、少なくとも私が確認できた範囲内ではテントウムシは4匹しかいないということだ。
夕方になって見たところ、餌であるアブラムシはまだたんまり居た。
やはり近日中に化学的な作戦を遂行せるしかない。
ようやく、コンラッド・フェルディナント・マイヤーが咲いた。
このバラはとにかく枝と葉の成長が旺盛。しかしなかなか花をつけてくれない。
トゲが非常に鋭いうえに密で、だいたい剪定作業中にトゲでケガをするのはこのバラのときが多い。
トゲもきれいではあるが、花が咲かなきゃ単なる危険な植物。
だからこそ咲いてくれてうれしい。
ホップも実をつけた。
ビールの原料となる植物だが、もちろん私が植えているのはビール醸造のためであるはずがない。
バラとつる性の植物を組み合わせたいということで植えたのだが、こいつも生育旺盛なのでいまではガーデン内ではなく物置の横に植えてある。旺盛同士のコンラッド・F・マイヤーと一緒に植えたら間違いなく収拾がつかなくなるだろう。
ホップは若い芽を山菜として食べるわけでもなく、ただ放置しているが、それでも実が成ると何となくうれしい。
いえ、消耗品を買いに行っただけなんですけど……
陽が高くなってきたので安全のため庭の手入れをやめ(名古屋に比べれば全然だが、それでも暑いことは暑い。そもそも名古屋でなら私は庭の手入れなんてとてもできないだろう)、ケーズデンキへ。
そのあとの話は、また後日。
庭がらみで、アミーロフ(Dzhamil Fikret Amirov アゼルバイジャン)の交響的ムガーム「バーヤティ・シラーズの花の庭(Gyulistan Bayati Shiraz)」(1968)。
この曲についてはここでも取り上げているが、ムガームというのはアゼルバイジャンの吟遊詩人のメロディーの形のことだそうで、アミーロフの父親がムガーム歌手だったんだそうだ。
ヘルムラート/ドレスデン交響楽団の演奏で。
1999年ライヴ録音。アルテノヴァ。
なお、このCDに収められている、ユスポフの「ノーラ」というさまざまなフルートのための協奏曲は、とにかくすっごい曲だ。
そうそう、モンキーバナナも元気です。
開花、結実にはほど遠い感じだけど……
私も苦手です。が、コガネムシやカメムシよりははるかによいです。