KapustinPrelude  最近はアタシ知性どころか痴性もなくて、ええ歳ですから
 数日前の新聞に中公新書ラクレの大きな広告が載っていた。
 山内昌三氏と佐藤優氏による「新・地政学」という本の広告である。


 地政学というのは、ウィキペディアによると“地理的な環境が国家に与える政治的、軍事的、経済的な影響を巨視的な 視点で研究するもの”なんだそうだ。

 この言葉自体、アタシは知らなかった。


 この本は、広告が訴えるところによると、アマゾンの政治史・比較政治のジャンルで第1位で、たちまち重版なんだそうだ。
 そんなに売れているならわざわざ高い金をかけて広告を打たなくてもいいような気もするが、そういうのは重箱の隅をつつくということなんだろう。スイマセン。


 にしても、比較政治という言葉も知らんかったけれども、こちらはウィキペディアによると“比較制度論から発展した政治学の一分野”ということだ。
 うん、何のことやらさっぱりわからない@MUUSANである。

 なぜこの広告が目についたかというと、佐藤優氏の顔が載っていたからで、この元外務省主任分析官が鈴木宗男事件にからみ“外務省のラスプーチン”と騒がれていたころ、この人の顔って日本人っぽくない顔だなぁと思ったものだ。

 が、このたび目にした広告、あるいは別な広告なんかで見る最近のこの人の顔は、日本人ぽくなったなぁという印象を私に与える。いや、日本人なんですけどね。

 佐藤氏が犯罪を犯したのかどうかは私にはどうでもよくて、とにかくあの時はインパクトのあるFACEだなって思ったという、何かと比較するまでもなく実に非政治的な思い出話でスイマセン。


  ジャズに目覚めたようで……
 カプースチン(Nikolai Kapustin 1937-  ウクライナ)の「8つの演奏会用練習曲(Eight concert studies)」Op.40(1984)。

 この人の名を初めて見たときも、周りとはどこかちょっと違うなって印象を受けた。


 というのもそのシチュエーションのせいだ。
 島村楽器か紀伊国屋書店だったかあるいはジュンク堂だったか覚えていないが、そこのオーケストラのスコアの棚に、全音でも音友でも日楽でもない、明らかに異質な(貧乏くさいというかそっけないというか)装丁の楽譜が一緒に並んでいて、その背表紙にカプースチンと書かれてあったのだ。
 
 そんな名前は聞いたことがない。けど、国内版のスコアが売られているんだからメジャーなのかも?

 私は困惑した。

 あまりの困惑に、中を見てみることもしなかった。大判ではなかったがあれはピアノ作品の楽譜だったのだろうか?
 出版社はヤマハだったような気もしないではないが、まるで輸入譜のように一昔前的な雰囲気があった。

 最近になってカプースチンの曲を初めて聴いたが、あの田舎くさい装丁とは全く違う、かなり現代的ですさまじい運動量とパワーのある曲だった。

 それが「8つの演奏会用練習曲」である。


 カプースチンはモスクワ大学院でピアノを学んでいたが、ジャズと作曲に興味を持った。そして、ジャズ・オーケストラのメンバーとして活動するかたわら作曲も行なった。

 ということで、ここまで書くとおわかりのとおり、彼の曲はジャズの要素をもっているのである。それも強烈に。


 「8つの演奏会用練習曲」は、前奏曲/夢/トッカティーナ/思い出/冗談/パストラール/間奏曲/フィナーレからなる。

 なかなか最近私が否応なしにはまりつつある作曲家である。

 ゴルデラーゼの凄腕演奏で。

 2010年録音。ナクソス。

 昨日の朝、テレビをつけていたら、「アグネス・ラムの身柄が拘束されました」とニュースを読むアナウンサーの声が。

 えっ、あの一世を風靡した、私にとってはすっごくかわいいお姉さん(おばさん以上なう)という強いあこがれの思い出以外考えられないアグネスがいったい何を?

 と、画面を見たら、パリ同時多発テロの実行犯としてアブデスラムという人物の身柄を拘束したというものだった。

 って、もうアグネス・ラムを知っている人もそう多くはないんだろうな。

 そこのお若い人、ブランド羊肉のことじゃないですからね。

  咲いたみたい

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                 ▲ 昨日、名古屋市内にて