あぁ引力
先日、現在岡崎市に住んでいる大学時代の友人に会った。
もっのすごぉ~く久しぶりである。
大学卒業以来初めてか、あるいは一度東京であったかもしれないというほど記憶があいまいレベルに達しているくらい久しぶりのことなのである。
大学で彼は落研に所属していた。
落研というのはニュートンの法則を極めリンゴが地面に落下する現象について研究するサークルではない。落第してしまった者が研修を受ける場でもなければ、落書きを消すために壁を研磨する集団でもない。
落語研究会のことである。
実際、学生時代に彼が落語をやっているのを聞いたことがあるが、なかなか面白かった。
落語をやるサークルがなぜ研究会と名乗るのか解せないところもあるが、まあ落語家の噺を研究し自分たちも上手になろうという意味なのだろう。
私はといえば植研に所属していた。
このサークルは野菜や花を植えることを研究するのではなく、野草の写真を撮ることを目的としていた。正式名は植物研究会である。
撮るといっても、当時は今と違ってフィルム時代。失敗してももれなくフィルムは消費され、同時に現像代もかかる。
だからバシャバシャ撮りまくるということにはならなかったのである。
植物図鑑を作ろうなどと大胆な目的があったことはあった。だからこそ研究会という名だった。
が、学食で350円のスペシャルランチを食べるのが究極の贅沢だった身にとって、フィルム代や現像代をそうそう捻出できるわけがなく、しかも36枚撮りフィルムでうまく撮れているのはせいぜい4~5枚だったので、図鑑など夢のまた夢。実際、夢のまま終わった。
でも、すぐ別れが……
そんなわけでかつて植研の一員だった私はむかし落研のメンバーだった彼に再会したわけだが、またすぐに別れなくてはならない。
飲んだあとに家に帰るから、というんじゃない。
彼は来月のエープリール・フールの日をもって関西に転勤が決まったそうである。
やれやれ……
一輪差しの花のように、またひとりぽっちの私……
シューマン(Robert Alexander Schumann 1810-56 ドイツ)の「森の情景(Waldszenen)」Op.82(1848-49)。
次の9曲からなるピアノ作品である。
1. 森の入口(Eintritt)
2. 待ち伏せる狩人(Jager auf der lauer)
3. 孤独な花(Einsame Blumen)
4. 呪われた場所(Verrufene Stelle)
5. こころよい風景(Freundliche Landschaft)
6. 宿にて(Herberge)
7. 予言の鳥(Vogel als Prophet)
8. 狩りの歌(Jagdlied)
9. 別れ(Abschied)
ここにも書いたが、第7曲「予言の鳥」は村上春樹が「ねじまき鳥クロニクル」の中に登場させている。
村上春樹ファン、ねじまき鳥ファンにはおなじみの曲名かもしれない。
ビレットのピアノで。
2013年録音。IBA(Idil Biret Archive)。
あっ、masaさん、メッセージありがとうございます。
アタシ、ご推察のとおり元気です。
やっぱり打つべきはインフルの予防接種です。

私も「予言する鳥」のほうがしっくりするのですが、「予言の鳥」とか「予言鳥」という邦訳ばあkりです。