Liszt Masur  元気なあいさつですこと
 昨日に引き続き得体のしれないメール、いや電子文書をご紹介。


  件名:りそな銀行重要なお知らせ(2016年1月23日更新)


 こんにちは!

 「りそな銀行」のシステムが安全性の更新がされたため、お客様はアカウントが凍結?休眠されないように、直ちにアカウントをご認証ください。


 以下のページより登録を続けてください。

 http://mp.resona-gr.co.jp/mypage/M**B*******M.mp?BK=****


 Copyright (c) Resona Holdings, Inc. All Rights Reserved.


 しっかしさぁ、いきなり「こんにちは!」はないでしょう?銀行からのお知らせだとしたら。
 ふつうは、日ごろからりそな銀行をご利用いただきありがとうございますとかで始まるんじゃないの?


 “安全性の更新”っていうのも日本語になってないし、“凍結?”って自分で悩むんじゃっないって。


 
自ら理想とはつけないよな、やっぱり……
 ところでりそな銀行の名前の由来だが、“理想な銀行”と思いがちだがそうじゃないという。
 りそなはラテン語のResonaを由来とし、その意味は“共鳴する”というものなんだそうだ。


 リスト(Liszt,Franz 1811-86 ハンガリー)の交響詩「理想(Die Ideale)」S.106(1857)。
 彼の交響詩の通し番号では第12番となる。


 シラーの詩「理想」に基づく作品で、曲は理想→飛躍→失意→歓喜と希望と進む。

 ワイマール劇場前のゲーテとシラー像の除幕式のために作曲された。

 リスト自身の合唱曲「芸術家に寄す(An die Kunstler)」S.70(1853/改訂1856,'59。詞:シラー)の主題の1つを用いているというが、ワタシ自身はこの合唱曲を聴いたことがないので「はぁ、そうなんですか……」と言うしかない。


 なかなか悪くない主題(合唱曲のものかどうかは不明)をもつものの、曲が冗長である感は否めない。いやはっきり言って冗長である。ダラダラである。
 そのため短縮して演奏されることもある。


 ここではマズア指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の演奏を。ノーカット版である(と思う)。


 1977-80年録音。ワーナー(EMI)。

 この曲のもともとのタイトルをみると、アイデアルとある。


 愛である。


 それとは関係ないことだが、“リスト 理想”をキーワードにネット検索すると、 “理想のパートナーをリストアップする”とか“パートナーリストで理想の相手を見つけ出す”、“理想の恋人リスト”とかいうサイトが表示される。


 なかなか楽しそうだ。でも、もはや私には関係ないのでそこから先には進まなかったけど。


 そうそう、私はりそな銀行に口座を持っておりません。