
木曜日から金曜日にかけて名古屋に出張した。
帯広から名古屋へ行く現実的なルートは2つ。
1つはとかち帯広空港から羽田に飛び、そのあと新幹線に乗り換えるルート。
もう1つはJRで帯広から南千歳経由で新千歳空港に行き、そこから名古屋へ飛ぶというルートである。
今回私は新千歳空港を利用する方を選んだ。
というのも、帯広⇔羽田よりも千歳⇔名古屋の方が飛行機の便数が多いからである。
またJRで帯広から新千歳空港までは2時間から2時間半ほど。列車の本数ははるかに少ないものの、東京⇔名古屋の新幹線の乗車時間に比べ大幅に長いわけではない。交通費トータルでも千歳利用の方が安いのではないかと思う。
帯広から南千歳、さらに新千歳千歳空港までは完璧なまでに順調だった。
JR北海道の古いキャッチフレーズだが「冬こそJR!」である。
が、空港に着いてほどなくすると窓の外が真っ白。急に雪が降り始めたのである。
これによって空のダイヤは乱れはじめ、ハラハラドキドキさせられたもののなんとか45分遅れで出発してくれた。このため、私はそのあと昼食を食べそびれることになったが……
たぶん松本上空を過ぎたあたりだと思うが、窓から美しい山々が見えた。
地図を見ると方向的には立山の方になるが、でも果たしてそうかは私にはちっともわからない。
ただただ、こんなところで墜落したら助けに来てもらえるのは何日後だろうなんてことを考えていた。
さらに、そんな状況で助かる気でいるのかいっ?と自分で自分に突っ込みを入れてしまった。

空港について名鉄のミュースカイに乗り換え、名古屋駅へ。
改札を出るときに乗車券と指定席券(ミューチケット)を入れると、乗車券だけが回収されミューチケットが戻され通りゃんせ状況に。
乗るときには改札に2枚入れてなんでもなかったのに……
と足元の方を見ると、ミューチケットを入れる箱がある。
わかりにくいです、はっきり言って。道民には。
そのあと打ち合わせをし、夜は焼肉店で食事をしたのであった。
ようやく飛び立った飛行機の中で、今月の5日に亡くなったブーレーズが指揮したマーラー(Gustav Mahler 1860-1911 オーストリア)の交響曲第9番ニ長調(1909-10)を聴いた。
もちろんこのシンフォニーは癒しの曲ではないが、これを聴いて気持ちが落ち着いた。
ここでも書いているようにブーレーズのこの演奏は私にとってはとっても好きな部類に入るものではないが、でも美しい。
オーケストラはシカゴ交響楽団。
1995年録音。グラモフォン。
翌日の話は、今日の翌日の記事で。
よくわかんないんですけど、位置的、方向的にはそんな感じです。