毎年見失うメモ
あなたには見えないだろうということは百も承知だが、こう見えてもこのところの私は忙しい。
今週は火曜から東京に出張し昨日の午後戻ってきた。
そして今日は札幌へ出張である。
年賀状のデザインをどうするか、いつプリントアウトするかと考える以前に、まず喪中のはがきが来ている人のチェックも終えていない。
ということは、何枚年賀はがきを買えばいいのかめどが立っていない。
私はその年に何枚年賀はがきを購入したかを必ず控えている。
さらに年が明けて何枚追加購入したかも控えてある。
次回の参考にするためだ。
ところがである。
なぜかその控えた場所がわからなくなる。それも毎年である。
おかしい。笑えないが、おかしい。
ということで、昨年もらった年賀状の枚数を数え、さらに昨年届いた喪中はがきの枚数を数えなければならない。これが今回出す年賀状の基礎数字と宛て先なるわけだ。
そこから今年届いた喪中はがきの人を差し引き、いままでやり取りがなかった人で新規登録者(そういう人はまずいない)を足す。
そこまでしないと今回年賀状を出す人が固まらないのである。
いよいよクリスマスだが……
話がそれてしまった。
つまり忙しいのである。
じゃあブログを休めって?
そういう人、好きじゃない、アタシ……
ところで昨日の昼は、予告通り羽田空港でカレーを食べた。
第2ターミナル到着ロビーのART CAFEのポークカレー。700円。
これから出発するというのに到着ロビー。
いいじゃん、別に。
そんなこんなでクリスマスまであと一週間となってしまった。
そこであわててクリスマス・シリーズ第9弾。
そしてこのシリーズは今日が最後。クリスマスに関連した楽曲を取り上げ続けるときりがない、というのはあまりにオーバーな表現だが、第9という年末になんとなくふさわしい数で終わることにしたい。
最後に取り上げるのはシュニトケ(Alfred Garrievich Schnittke 1934-98 ソヴィエト→ドイツ)の「聖しこの夜(Stille Nacht)」(1979)。
みなさんよくご存知の「聖しこの夜」は、オーストリアの教会オルガニストであり小学校の教師であったグルーバー(Franz Xaver Gruber)が1818年に作った聖歌。
シュニトケはこれをヴァイオリンとピアノのために編曲したのだが、そこはシュニトケ。「そんなことする?」と言わずにはいられないほど歪められる。まっ、編曲というよりはこの聖歌のメロディーを素材とした怪奇音楽。
鈴木淳史はこう書いている。
最初は原曲どおりの旋律が、ヴァイオリンとピアノによる編成で奏でられる。甘くノスタルジックさえ感じさせる響き。しかし、曲が進むとそのメロディを構成する和音が盛大に外され、雰囲気は途端に禍々しいものに変貌する。
ピアノが旋律とまったく合わない重苦しい音を奏で、ヴァイオリンも不吉な音でそれに応える。まさに音楽が腐っていく瞬間。…… (「背徳のクラシック・ガイド」:洋泉社新書)
イエス・キリストの生誕の日だなんてまったく関係なく、彼女への高価なアクセサリーのプレゼントの代償として今日こそはパンティを脱いでもらうぜよと股間のロウソクをズキズキさせている狼男たちへの警告のようにも聴こえる(ウソです)。
クレーメルのヴァイオリン、エッシェンバッハのピアノで。
“コンサートの後のコンサート”というタイトルのオムニバス盤である。
1979年録音。DENON。
すまんのぅ。最後の最後にクリスマス気分に水を差して。
それはそうと、昨日の第2ターミナル保安検査所Aの私が通ったレーンの女性係員。
何がそんなに不満なんだというくらい、この上なく無愛想だった。
旧館(~2014.6.21)入口
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