20151015Sunrise  バイトしたいとは本気では思ってません 
 今月末に休日出勤するため、昨日は振り替えの休みを取った。
 休みをとったが貧乏性というか体力がないというか、とにかく朝ゆっくりと眠り続けることができず、ほぼいつもどおりの時間に目が覚めた。
 当社が副業を認めてくれれば、無理なく朝刊配達のバイトができるのに残念である。
 でも、実際に朝刊配達の仕事をするようになると、起きれなくなるのかもしれない。

 てなことで、1階に新聞を取りに行くとき、ちょうど日が登って来たところだった。

 新聞を取りに行くことは少なくとも奇行ではない。
 でもこのマンションで、たまにタイミングが一緒になってしまうのだが、いまだに上半身裸で新聞を取りに来るおじさんがいる。どこの階に住んでいるのかわからないが、最初に出くわしたのは春先のこと。気候が良くなるつつある時期ではあったが、それでもびっくらこいた。これは準奇行だろう。

 ちなみに写真中央部が帯広駅である。

  こちらは奇行じゃないですから
 シベリウス(Jean Sibelius 1865-1957 フィンランド)の交響詩「夜の騎行と日の出(Nattlig ritt och soluppgang(スウェ)/Night Ride and Sunrise)」Op.55(1907)。

SibeliusSakkyo 作曲者はこの曲について、薄暗い森のなかを独りで騎馬で駆け抜ける人の内的な経験と孤独、静寂への畏敬、そして夜明け、といった言葉を寄せており、フィンランド南部をそりで旅したときに体験した夜明けにインスピレーションを得ているらしい。
 またこのころ咽頭腫瘍で死の恐怖を味わったことも関係しているかもしれない(手術によって無事治癒した)。

 曲の最初は短いモティーフがしつこく繰り返される不思議な音楽。
 後半に入りホルンが日の出を表わすメロディーを奏でる箇所は感動的である。

 尾高忠明/札幌交響楽団のすてきな演奏を。
 すでに言い尽くされた感もありしつこいが、やっぱり言おう。
 札響の響きは北国の曲に実にぴったりだ。

 2010年録音。フォンテック。

 昨日のニュースでは、札幌のガソリンスタンドやカーショップでは冬タイヤの交換が3時間待ちと言っていた。
 雪が降ったとなると毎年こういう状態になる。村上春樹のノーベル賞騒ぎや、大晦日のそば屋の光景の報道と同じようなものだ。

 私はいつも自分で交換する。今回も安全のため軍手を履き(北海道人は手袋を“履く”というのだ)、ヘルメットを着用し、命綱を連結した。もちろん、あとの2つはウソである。

 だいたい1時間で作業は終了。
 ホイールバランスを調べることはできないが、運動にもなってよろしいことだと自分では思っている。

20151015Mabo そのあとスーパーに行った。
 夕食ではどうしても麻婆豆腐を食べたくなったのだ。
 クックドゥとか丸味屋の素を使うのではない。
 陳健民氏(健一氏の父)のレシピに基づき、豆板醤と甜麺醤を使って作るのである。

 だが、ひげも剃らずに昼前のあの時間にスーパーをウロウロしていると、仕事のない人のように見られてるんじゃないかと、ちょっと居心地の悪さを感じる。

 午後になるとタイヤ交換の疲れか緊張のなさか、急に眠くなりホフマイスターを聴きながらお昼寝。

 うとうとしていると携帯電話が鳴って起こされ……

 そのあとはお掃除をしたり……って主婦かっ!、、、いえ、主夫です。“おもなおっと”って変な日本語……

 そして、麻婆豆腐は上出来だった。