
お盆前に札幌で会議があったが、その際に出た“弁菜亭”の幕の内弁当は、いかにも幕の内弁当って感じの好感が持てる内容だった。
弁菜亭というのは札幌駅立売商会の弁当専門部門で、会議用弁当も作って届けてくれる。
中身は若干違うが、この時の弁当は“葵”と思われる。キウイが入ってたし……
鮭の切り身、串に刺された2個の串団子、えびの天ぷら……。冷たかったがご飯は残さず食べてしまった。
だが、冷たいご飯だからよしとしよう。というのも、冷ご飯の方が温かいご飯よりも太りにくいそうだから。
その代わり、笹の葉にくるまれた物体-たぶんあんこの入った団子だろう-と、かぼちゃの天ぷらは残した。
こうして、今日現在でも63.8kgを維持している私、なう ←ちょっぴり自慢。
長年にわたり発せられ続ける何かのメッセージ?
会議が終わったあと、紀伊國屋書店に立ち寄った。
スコアのコーナーを見ていると、目にとまった。全音楽譜出版社のマーラーの交響曲第3番のスコアが。

まさかずっと全音の社員誰一人として気づいていないのだろうか?
そうは考えにくい。
わざとではないか?ちょっとした遊びで……
ただ、音楽友之社よりも全音譜楽出版社のほうがわかりづらいのは確かだ。
あっ、そうか。この一件があったから、昨日ふとマラ3を取り上げたくなったんだ。いま、気づいた。
私も世帯主を努めてます
じゃあ今日はブルックナー。じゃあってことはないけど、誤植つながり。
ブルックナー(Anton Bruckner 1824-96 オーストリア)の「テ・デウム(Te Deum)」ハ長調WAB.45(1881-84)。
「テ・デウム」史上、最高傑作と位置づけられている曲で、ソプラノ、アルト、テノール、バスの独唱と8声合唱、オーケストラとオルガンという編成。作品については、こちらをご覧いただくと少なくとも今日の記事よりは詳しい。
ところで、なんで「テ・デウム」が誤植と関係あるのかということだが、先日、“夢プロジェクト”編の「名曲 謎解きミステリー」(KAWADE夢文庫)という本を買った(電子書籍)。
そのなかに“高齢になるまで、なぜか才能を認められなかったブルックナー”という項がある。
そこに書かれている内容はともかくとして、最後にある作曲者のワンポイント的紹介。
教会のオルガニストを努めながら宗教音楽を作曲。ワグナーの影響を受ける。後期ロマン派を代表。交響曲、弦楽五重奏曲、ミサ曲『デ・デウム』など。
こう書かれているが、「デ・デウム」?。
これだと、サザンはザザン、スズムシはズズムシに、保母さんはボボさんになってしまう。
保母さんのボボ……
「デ・デウム」は致命的だが、この解説、他にも親切心が逆に混乱を招いている感がしないでもない。
オルガニストを努めながら → オルガニストを務めながらだし、「テ・デウム」は宗教音楽だがミサ曲ではない。
その「テ・デウム」、上の“こちら”記事ではバレンボイムの演奏を取り上げているが、ご存じのように私はバレンボイムがお好きではない。
で、チェリビダッケ盤を。
チェリビダッケ指揮ミュンヘン・フィル、同合唱団、プライス(S)、ボルヒャーズ(A)、アーンシェ(T)、ヘルム(Bs)というメンバー。
1982年ライヴ録音。EMI。
さっ、今日から仕事再開。
庭にいたアリのように働くぞ!ってウソをついてしまった。
でも、自分の会社の名前ですからね……