MDaviesStone  ナクソスさんごめんなさい
 ノロッコ体験話(って、ちょっとした誤植でヤラシイ意味になりそうな予感。ヌレッコとか……。いや、ごめんなすって)はそのうちにご報告するとして、本日はP.M.デイヴィス(Peter Maxwell Davies 1934-  イギリス)の「黒いペンテコステ(Black Pentecost)」(1979)。

 オーケストラとメゾ・ソプラノ独唱、バリトン独唱のための作品で、4つの楽章からなる。
 詞はG.M.ブラウン。

 先日紹介した「石の連禱」とのカップリング。
 その記事にぶっちさん”がコメントを寄せてくれた

 そこで、お断りというかお詫び。
 録音年のわりにCDの発売が遅いと私が書いたが、コメントでわかったのはナクソスから出ているのはCollinsからの移行盤であるということ。つまりもともとはCollinsで出ていたのを、ナクソスがご親切にリリースしてくれたということだ。ナクソスが録音後にずっと放置していたわけじゃなかったのだ。

 うん。実際そういう記述があった。
 ごめんなすって……

 しかもCollins時代のCDも私は持っていた。2枚ほどだが……

 さて、「黒いペンテコステ」に、正直なところ私はまだ音楽的な魅力をあまり感じない。
 拒否感はないが親近感もわかない。

 どういう意図をもった作品かというと、ナクソス盤の帯によると“環境破壊についての熱の篭った嘆願”なのだそうだ。

 作曲者自身の指揮BBCフィルハーモニック、ジョーンズ(Ms)、ウィルソン=ジョンソン(Br)の演奏。

 1992年録音。ナクソス(原盤:Collins Classics)。



  もともとは50の意味
 ところでペンテコステとは何か?

 ギリシャ語で50という意味だ。

 が、単に50という数そのもののタイトルなら、例えば「黒い碁石が50個あるの?」とか、「えっ、あのラーメンが適度に美味い五十番の店主って腹黒いの?」っていうワケのわからん誤解を招きかねない。
  
 ペンテコステとは50は50だが、ユダヤ教の“七週の祭り”を指す。
 つまり過ぎ越しの祭りから7週(49日)経った50日目であり、旧約聖書の「申命記」第16章9-10節には次のように書かれている。

 また七週間を数えなければならない。すなわち穀物に、かまを入れ始める時から七週間を数え始めなければならない。そしてあなたの神、主のために七週の祭を行い、あなたの神、主が賜わる祝福にしたがって、力に応じ、自発の供え物をささげなければならない。

 また、キリスト教においてはペンテコステの日に主イエスの聖霊が降りたと書かれている。
 新約聖書の「使徒行伝」第2章1-4節にそのときのことが書かれているが、「五旬節の日」というのはペンテコステの日である(旬=10日。5旬=50日)。

 五旬節の日がきて、みんなの者が一緒に集まっていると、突然、激しい風が吹いてきたような音が天から起ってきて、一同がすわっていた家いっぱいに響きわたった。また、舌のようなものが、炎のように分れて現れ、ひとりびとりの上にとどまった。すると、一同は聖霊に満たされ、御霊が語らせるままに、いろいろの他国の言葉で語り出した。

 で、デイヴィスの作品の内容と五旬節とが関係しているのかどうかは、よくわかりません。ごめんなすって……