
“みどりの日”である。
私としてはいまだになんで“みどりの日”というのかよく理解せぬまま何年も経つが、休日であることは何よりなことだ。が、連休も残すところ3日になり、ちょっぴり肺、いや、心の奥に陰が生じつつある。
みどりというと、私は五月みどりさんを思い出す。妖艶老人として、いまだにご健在のこととお喜び申し上げる次第である。

おととい、昨日とガーデニング作業を行なったと報告したところだが、雑草やミントなどを抜いたあとは、冬の間に雪の重みですっかり硬くなった地面をほぐし牛糞堆肥を混ぜ込んだ。
牛糞堆肥にもいろいろな種類があるが、必要量が1袋で済むなら値段も高くていかにも質の良さそうなものを購入したいところ。しかし、今回は120リッターは投入しようということで、そこそこのリーズナブルな価格の40リッター入りを3袋買った。一応は十勝産。
すでにバラや宿根草が植わっているので、スコップで切り返して土と堆肥を混ぜ込むわけにはいかない。なので小さなレーキで株の周囲などを3~5cmガリガリ引っかきながらほぐす。そこに堆肥を加えて混ぜる。
これだけでも根は息苦しくなくなる(と思う)。またガリガリ効果は、一時的かもしれないが雑草除去にもなる。
それでもまだ雑草は点在しているが、けっこうきれいになり、余は満足。

また土もベルベットの手触りとまではいかないものの、、解放的な気分になったバラたちがワルツ気分になれるほどになったと信じている。
久々にそっと頬を撫でてくれるような吉松作品
そんな状況にぴったりっぽい吉松隆(Yoshimatsu,Takashi 1953- 東京)のピアノ曲、「3つのワルツ(3 Waltzes)」。
「緑のワルツ」「虹色の薔薇のワルツ」「ベルベット・ワルツ」からなる。
この美しくも身近な感じのメロディーは吉松ワールドならでは。
演奏は田部京子。
2001年録音。DENON。
鮮やかな緑と白い汁……
この季節、わが家の庭でいちばん緑色が輝いているのがラクティフローラだ。上に載せた写真のように、いかにも新緑、まぎれもなく新芽ってもんで、おじさんも嬉しい。
ただこの植物、その後はずんずん背丈が高くなり、いざ花が咲いてもあまり目立たなく、華々しくない。
ということで、私にとってラクティフローラは今が旬。
そしてそれに負けじとユーフォルビアがやや黄色みを帯びた葉を輝かせている(下の写真・手前)。先端の黄色がもっと濃くなっていくが、その中央部に目立たない花が咲く。
この植物、柱サボテン状の多肉植物“彩雲閣”と同じ仲間(トウダイグサ科ユーホルビア属)。生育繁殖は旺盛で、こぼれ種で増えるので、調子に乗ってのさばらないよう注意が必要だ。
また、切るとそこから乳液状の汁がでる。肌が弱い人はこれにかぶれることがあるので注意が必要である。