残っててよかったぁ~
すでにこの場で何度もすばらしい演奏と賞賛しているゴバーマン指揮によるウィーン国立歌劇場管弦楽団によるハイドン(Franz Joseph Haydn 1732-1809 オーストリア)の交響曲集。
どのくらいすばらしいかというと、ここに載せたように発売元がこんなにすごいと訴えているほどのことなのだ。加えて私も微力ながらすばらしいと口添えしているのだから、やっぱりすばらしい。そしてこのことで、逆効果だと、私が発売元に迷惑をかけているということは、たぶんないだろう。
ところがリリースされたばかりだと思ったのに、先日タワレコのオンラインショップをみると早くも“廃盤”となっている。
なんていうことだ。
いくら限定商品とはいえ、早すぎね?
私の口車、いや推薦の言葉を素直に受けて購入しようと思い立ったものの、でもMUUSANの言うことだからもうちょっと様子をみる必要があるとためらっていた人たちにとっては、「しまった!買いそびれた」と悲しみに打ちひしがれたことだろう。
私としても入手できなくなったCDを紹介するのは気がひけるし、気合も入らない。そしてまた、ただでさえ読者にさほど期待されていない記事内容が、絶望的に期待されなくなってしまう可能性がある。
そんなわけで、このみごとな演奏を今後どう扱うか、私はうぶな少女のように困惑していたのだが、昨日もう一度タワレコのサイトを見てみると、“在庫あり”となっている。
あの“廃盤”表示はなんだったのだろう?
ちょいとしたミスか?あるいは重大な手違いか?
いずれにしろ在庫が残っていて良かった。皆さんにとって。
今日はその中から、交響曲第26番ニ短調Hob.Ⅰ-26「悲しみ(Lamentazione)」(1770以前)。
疾風怒濤期の作
第1番からずっと長調の交響曲を書いてきたハイドンだが、(作曲順の問題はあるが)この26番で初めて短調の交響曲を書いた。
曲のタイトルは、第1楽章と第2楽章に復活祭の前週のグレゴリオ聖歌のメロディーが用いられていることからついた。
ハイドンの交響曲第44番にも「悲しみ(Trauer)」の名があるため、第26番はそのまま「ラメンタチオーネ」と呼ばれることがある。
3つの楽章からなり、編成はオーボエ 2,ホルン 2,弦楽。
第1楽章はシンコペーションのリズムが強烈な激しいもの。疾風怒濤だ。
第2楽章は祈りの音楽の様相。
第3楽章はメヌエット楽章。が、続く楽章があって然るべきという雰囲気を残したままここで終わってしまうことに物足りなさを感じてしまう。
ゴバーマンの演奏は1960-62年の録音。ソニークラシカル。
腰は相変わらず痛い。
のびのびサロンシップを貼っているにもかかわらず……
悲しい。
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