運命共同体なんです
最近になってこちらの生活における通信運搬費をチェックしていて「はて?」と思うことがあった。
きっかけは自宅の方の回線とプロバイダーの見直しを検討したことによる。
自宅の回線はフレッツ・ネクスト・ファミリー(いつの間にか当初契約していたハイパー・ファミリーがこちらに移行していた)で、プロバイダーはOCN。OCNの“OCN光 with フレッツ”というプランだ。
最近になってOCNから、(ただの)“OCN光”という名の商品がでた。実に紛らわしい。
これはフレッツ光とOCNのプロバイダーがセットになったもので、見た目は“OCN光 with フレッツ”と同じ感じなのに、わが家のケースでいくと月額で500円ほど安くなる。
しかしいくつか確認したい点があって、OCNのサポートセンターに電話してみた。
電話がつながるまで15分もがまんしたが、係の男性は親切に教えてくれた。
本当に工事を伴わないで移行できるのかというのがいちばん知りたかったことであり、そして工事は伴わないで済むことがわかったが、そのほかに明らかになった、聞いてみなきゃわからんもんだねってことがあった。
それは、“OCN光”は“OCN光 with フレッツ”と何ら変わりないのに安くなるというバラ色のプランではあるが、実はフレッツとプロバイダー(OCN)がアロンアルファでくっつけたように切っても切り離せない完全合体関係になっているということ。
そのため、もしこの先プロバイダーをOCNから他社に乗り換えようとすると、フレッツの回線ごと解約しなければならなくなる。OCNの解約にもれなくフレッツの解約が必然的についているのだ。
となると、そのあと新たにフレッツ回線の契約を結ばなければならないわけで、電話番号も変わってしまうことを意味する。
固定電話が果たしていつまで存続するのか、あるいは永遠になくならないのかは予測できない。しかし、少なくとも私たち夫婦が生きているうちはなくならないだろう。となると、電話番号が変わるのは(知り合いは少ないものの)ウェルカムなことではない。現在ウチの電話番号を知っている人たちに新しい番号を伝えるのはたいへんだし、私自身新しい番号を覚えられるか自信がない。
電話番号などちっぽけな話だ。変わったって構わない。振り込め詐欺から電話が来る危険性も下がるだろうと仮に割り切ったとしても、切り替え時にまた工事費とか契約料が発生することになるのだろう。
現状のプロバイダーとしてのOCNにはまぁ満足しているが、万が一、将来的につながりにくくなるとか、あるいはプロバイダーとしてのサービスが後退するような事態が起こったときに、じゃあ別のプロバイダーに乗り換えますわ、なんて簡単なノリでは済まされなくなる。
実際に気がかりなのは、OCNが“ブログ人”を終了させたように、他のサービスだって今後提供され続けるという保証はないということだ。
だが、このプランに変更するとお安くなる。
そういうことで、いま私はかなり悩んでいる。
じゃあこっちは料金を確かめると……
そんなときに副次的に生じた疑問がある。
こちらのマンションの契約についてだ。いや、だから不動産賃貸契約じゃなくてプロバイダー契約っ!
マンションでのネット環境はフレッツ光+ヤフー。
ここへ転勤で引っ越して来るときにパソコンを購入。そのときに「同時申し込みでさらに割引」という、よくあるお得っぽいセットを契約した。
かなりPC代は割り引かれた。
そのあと、無料期間が切れる前に、不要なサービスは解約した(ほとんどに及ぶ)。が、ネットをつなげるために必要なルーターである“BBユニット”(無線LANルーター)はレンタルし続けてきた。
が、ここでふと疑問を感じた。
BBユニットのレンタル料は約500円。しかし私の場合は無線LANパックにしているので、その分の料金約1000円が加算されている。
つまり、無線LANパック用BBユニットに毎月1500円支払っているのである。
契約当初はBBフォンも契約していた。そのためにもBBユニットは必要だった。
しかし、すぐにフレッツの方のひかり電話に替え、BBフォンは解約。つまり、NTTのひかり電話ルーター(VDSL一体型でこれは絶対に必要な機器)に直接電話をつないで使っている。電話に関しては早々にBBユニットの機能が不要となったのだ。
となると、私は無線LANのためだけにずっとBBユニットを利用していることになる。機能的には不満はないのだが、この3年間毎月1500円を払っていたとなると「えぇ~っ!」ってことになる(なお有線LANで利用するならNTTのルーターに直接つないでも使える)。
市販の無線LANルーターを購入するということになぜ考えが及ばなかったのだろう?
今の世の中、けっこう(スッペク上)高性能な無線LANルーターでも実勢価格で10000円以内で購入できる。
もちろん絶対の自信と根性があったわけではない。
ルーターを替えるとなると面倒な設定が必要になる。かんたんに設定できますという謳い文句が正しかった試しがない。
予期しない障害で動かなくなるという壁が私を待ち受けている恐れもある。大いなる覚悟が必要だ。
が、今回は案外と迷わず、気がつけば注文し終わっていた。1500円/月は、どう考えてもわが家の生活レベルにしては高すぎるからだ。
息子に教えを請うべきだった
そういえば思い出した。
同じ時期に同じ契約をした長男が、高いからとBBユニットを含めいろいろなオプション契約を解除したと言っていたことを。もう2年半前の話だ。
なぜ私はピンと来なかったのだろう?あのときは有線LANにして不便じゃないのかなぁくらいしか思わなかった。無線をやめたとしか思わず(市販の無線LANルーターに替えるということが私には思い浮かばなかった)、私としてはそれは無理ムリと思っただけだった。
そして私は高い無線LAN機器を借りつづけてきたのだ。親子の会話を怠った代償だ。
ネットの人気ランキングではバッファローの製品が優勢。しかし私はむかしからなんとなくバッファローが好きじゃない。会社がどうだとか製品があーだとかじゃなく、バッファローという言葉の響きが好きじゃないという、あくまで感覚的な問題。
そこで、アイ・オー・データのものにする。
逆にアイ・オー・データ機器の商品は好きだ。PC98時代にここの増設メモリを買ってからというもの、なんとなく好きなのだ。どっちにしろ明確な根拠なんてない好き嫌いだ。
商品はやや高めのものにした。定価が約1万円。それが製造終了ってこともあってか7000円ほどになっていた。きっともっと安く出ているショップもあるのだろうけど、これで手を打つ。急に「善は急げ」と追い立てられるような気持ちになっていたのだ(実際後日札幌のビックカメラで見ると、もう少々お安かった)。
なかなか高スペックだ。
この製品の伝送速度がいくら速くても、しかし、その前に接続されているNTTのルータ(NTTはルーターではなくルータと表記している。ちなみにNECもそう)の性能がそれに達していなかったら、そんなスピードは実現できないことを、商品発注後・商品到着前に気づく。
やれやれ。
でも、一瞬もっと速度が速いというさらにお高いものに気持が傾いていたことを考えると、やれやれ度は低い。
赤い箱、赤い風車
ハーバート(Victor Herbert 1859-1924 アメリカ)のライト・オペラ「赤い風車(The red mill)」(1906初演)。
なぜ今日はこの曲かって?
初演された地がバッファローだからだ。それ以外の何ものでもない。強いて加えてこじつけるなら、パソコン周辺機器メーカーのバッファローのブランド・カラーも赤だということだ。
ハーバートはライト・オペラの作曲家で、前に「おもちゃの国の赤ん坊」を取り上げたことがある。
アイルランドの出身でドイツで学びチェリストとして活躍、1886年にアメリカに移住してチェリストと指揮者として活躍した。
1894年に最初のライト・オペラを作曲・上演して成功。その後はこの分野で知られることとなる。
なお、「グランド・キャニオン」で知られるグローフェはハーバートの遠い親戚にあたる。
今日は「赤い風車」からの抜粋したものをブライオン指揮ラズモフスキー交響楽団の演奏で。
運動会で使われるようなノリの音楽だ。
1996年録音。MARCOPOLO。
なお、ウィキペディアではこの作品、「赤い水車」の名で紹介されている。
案ずるより産むが易し
土曜日の朝、ルーターの接続を行なった。
あまりにもあっけなく接続設定が完了してしまい、なにか重大な落とし穴があるんじゃないかと不安になったほどだ。
前に自宅の無線LAN設定をしたとき、それはNTTの無線LANルータだったが、最初にLANケーブルでつないだあといろんな設定をして、それでもなかなか無線がつながらなくてひどく苦労した覚えがある。時代の変化に驚く。
それよりもプリンターの無線LAN設定がうまくいかず、結局インストールし直して新規設定した。これはプリンターのソフトの説明がわかりずらいという問題。
そのあとヤフーに電話をし、BBユニットの解約手続きを済ませた。
すべて自動音声対応。何で解約するのかとか余計なことを聞かれないのはありがたいが、ユニットの返送先を言われてもねぇ。私は送られてきたさときの送り状が残っていたので住所の漢字表記がわかったが、初めて聞かされた日にゃちっともわからない、どう書くのか想像もつかないだろう。しかも音声が聞き取りずらいし……。
それに返送にあたっての送料はこちらの負担とは思わなかった。NTTは、レンタル品返品のときは送料負担なしだったのに……
ということで、ルーターの交換作業・設定は順調に終わったが、13時30分ごろ、この記事を書いているときにいきなりエラーが出た。
うわっ!
そうだよな。怖いぐらいうまくコトが進みすぎていたもんな。
やっぱり落とし穴がどこかにあって、私は気づかぬまま落ちていたようだ。
これは試練だ……
と思いきや、それはlivedoorの障害だった。30分ほどで回復したのは何よりだ。
最後に教えて欲しい。
ここのBフレッツの契約はマンションタイプ(プラン2)VDSL方式で100Mbps。
NTTのルーターのLINEポートの速度は上り下りとも最大100Mbps。
アイ・オーとPCの無線LANは11n(2.4GHz)の設定で、ルーターの伝送速度は最大300Mbps(ちなみにBBユニットは11gの54Mbps)。
で、PCのネットワーク接続の状態を見ると、都度変化はするが144.0Mbpsとなっていたりする。
元が最大100Mbpsなのに、どうして144.0なんていう数字になるんでしょうか?
無線LANルーターとPC間の速度は144だけど、無線LANルーターからフレッツ側は100以下?
ってことは渋滞発生ってことになる?
ご存知の方、サルでもわかるように教えていただければ幸いである。
ルーターを出荷状態の初期設定に戻すことはできませんか?