8番に名演が多いのは、出来が良いから?
ショスタコーヴィチ(Dmitry Shostakovich 1906-75 ソヴィエト)の交響曲第10番。
この曲は、私にとっては彼の全15曲の交響曲の中でも、「あなたは入賞しました」というぐらい好きな1曲。
だが、なかなか私のわがままな欲求を十分に満たしてくれる演奏には出会えない。
しかし不思議なことに、表彰台に上がれるくらいの順位で好きな第8番では、いろいろな指揮者によって大なり小なりアプローチの違いがあっても、けっこう寛大な気持ちで満足し、微熱があるときのようにゾクゾクしてしまう。
人生、楽しんでますか?
その交響曲第8番ハ短調Op.65(1943)。
本日紹介する演奏はK.ザンデルリンク指揮ベルリン交響楽団。東ドイツ御一行様だ。
ちょっと面白い。でも、いい味出してるって感じの、これまた名演だ。
インバルとは違う形での茶番なのかもしれない。
切れ味抜群というわけではない。少し使ったけど面倒だからまだ刃を折っていないカッターの切れ味のよう。おおむねきちんと紙は切れているのだが、何か所か切れ漏れがある。そんなご愛嬌がこの演奏にところどころにある。
各ソロパートはすごく巧いとは言えず危険箇所も少なからずある。しかし、あばたもえくぼではないが、これまた計算してそう吹いているようにさえ思えてしまう。
それは特に第2、第3楽章に感じた。この2つの楽章、なかなかユニークな演奏だ。ここではオケの響きも、スカスカはしていないが、かといって骨太でもない。ちょっと骨粗鬆気味ですねぇってお医者さんなら言うだろう。でも、この「ややスカ」がこれまたおもしろい。
また、ショスタコーヴィチはこの曲について、「人生は楽し」ってなことを言っているが、ザンデルリンクの全体にほのかな温もりがある響きは、ドイツ・シャルプラッテンの音作りの特徴とも相まって、ショスタコの言うように楽しげに聴こえなくもないい。
「うぉ」っとのけぞりそうになる第1楽章開始の爆発的重低音に身も心も震える。
しかし、どちらかといえば声を潜めた部分が秀逸。第1楽章の静寂な箇所や、第4~5楽章がとりわけすばら
しい。絶望的な寂しさ、悲しさではなく、ほっとするような余韻が残る。
1976年録音。ドイツ・シャルプラッテン。
フグタじゃないですが
ショスタコと食酢タコってちょぴり似てなくもないが、そして食酢タコっていったい何なんだという問題に発展しかねないが、「たこの飯寿司」がグランプリをとったという記事が、19日の北海度新聞朝刊に載っていた。第5回T-1グランプリ北海道ブロック大会でのことだ。
にしてもいるんですね。サザエさんって。
グランプリを獲得したのが浦河町の木幡サザエさんという方なのだ(本名ですよね?漬物ネームじゃないですよね?)。
おめでとうございます。
一方、ショスタコの第8交響曲はというと、賞を獲るどころか1948年にはジダーノフ批判の槍玉にあげられ、1960年まで演奏禁止になった。
が、この作品、近年評価が高まりつつある。
やっぱり第10交響曲より出来が良いのだろうか?

調べていただけたのですね(笑)。ありがとうございます!